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サファテ開幕1軍へ前進「痛み全くなかった」回復ぶりは夜から昼 告白…昨春は練習前に痛み止め

2/4(火) 7:31配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(3日、宮崎・生目の杜運動公園)

 右股関節故障からの完全復活を期す福岡ソフトバンクのデニス・サファテ投手(38)が、今キャンプ初の本格的なブルペン投球を行い「開幕1軍」への意気込みを示した。チーム一番乗りでブルペン内に1カ所ある国際大会仕様のマウンドを利用。座った捕手に22球を投げた。昨年の状態を「ナイト(夜)」、今年を「デイ(昼)」と表現するほどの回復ぶり。かつての絶対的守護神がカムバックへ大きな一歩を踏み出した。

【写真】サファテが2カ月間ヒゲを伸ばしたらこうなった

■捕手座って22球

 弟分の森とのキャッチボールで肩を温めたサファテは、誰よりも早くブルペンへ移動した。選んだのは、七つあるプレートのうち唯一、国際大会仕様に合わせて粘土質の資材を固めて整備された場所。「慣れているし、他のことに気を取られたくなかった」。今キャンプで導入された特別な場所を使ったのは、サファテが初めて。下半身の大きな故障を経験し、日本より硬い米国のマウンドで投球練習を行ってきた右腕にとって最適な条件だった。

 初日、2日目と同じように、まずは立った状態の捕手に13球を投げた。投球間には、自身の投球が時間差で映し出されるモニターを入念にチェック。そして捕手に座ってもらうように求めた。バランスを重視しながらも、スピンの効いた直球で乾いたミット音を響かせる。座ってもらってから22球。カーブとスライダーも3球ずつ投げた。

■変化球も交えて

 「感じは良かった。痛みは全く感じなかった。ユニホームを着てキャンプで捕手に座ってもらうのは(気持ちも)違う。『もう治った』『準備ができた』と思えるし、ここからだと思う」

 2017年にプロ野球記録のシーズン54セーブの金字塔を打ち立て、最優秀選手となった。だが、春季キャンプを免除された18年の4月に右股関節の手術を受け、19年は春季キャンプに途中合流したものの、状態が上向かずに6月に米国へ帰国した。

 当時の様子を、サファテは「ナイト」と表現する。先が見えない闇のようなリハビリの日々を送り、昨春のキャンプで痛み止めを飲みながら投球練習を行っていたことも明かした。

■開幕1軍は当然

 それに対し、今年は「デイ」。日が昇るように、患部の状態も徐々に上がってきている。昨年との違いは一目瞭然。投球を見守った工藤監督は「(ペースを)抑えることはしない。自分の感覚が一番だし、このままいってほしい」と目尻を下げた。

 ここ2年は森が9回を任されているが「キング・オブ・クローザー」の誇りを持つ右腕も、移籍1年目の14年以来6年ぶりとなる初日からフル参戦の春季キャンプに覚悟を持って臨んでいる。「開幕? そのために2月1日から来ているんだ」。完全復活へ、明るい光が差してきた。 (鎌田真一郎)

西日本スポーツ

最終更新:2/4(火) 7:31
西日本スポーツ

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