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「EU離脱はチャンス!」 英国伝統“陶器の街”はかつての繁栄を取り戻せるのか

2/4(火) 11:33配信

FNN.jpプライムオンライン

世界中誰も真似のできない技術「バーレイ」

ロンドンから北に車で3時間、イングランド中部の美しい街、ストーク・オン・トレント。日本でも人気の「ウェッジウッド」など伝統的な英国の窯元が集まる「陶器の街」だ。

【画像】1930年代 陶器産業が最も栄えた時代 バーレイの従業員も200人以上いたが今は70人 廃炉となった陶器工場の今を写真で見る

その一つ、「バーレイ」の工場兼ショップに取材に向かった。

色鮮やかな花柄模様の食器が所せましと並ぶ。お膝元での販売のため、割引で手ごろな価格で購入できる。そのため日本からも大勢のファンが訪れる。

この日も日本人女性の姿が。店内に「かわいい!」の声が響く。聞くと「一回はどうしても来たかった。セールもやっているので沢山購入すると思う」と楽しそうだ。

工房を覗いてみる。職人たちが生き生きとした表情で仕事をしていた。1851年創業当時の製法を今も守っており、職人たちは「この仕事が本当に好き。バーレイの技術は世界中で誰もマネできない」と胸を張る。その伝統に誇りを持っていることを肌で感じた。

「EU離脱派」が7割近く

しかし、一見華やかに見える「陶器の街」には、もう一つの側面がある。EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる2016年の国民投票で、ストーク・オン・トレントの7割近くの住民が「離脱」に投票した。ここはイギリスで最もEU離脱を支持した地域なのだ。

その背景には長く続く不景気がある。ストーク・オン・トレントの陶器産業は1930年代に最盛期を迎え、およそ300の工場が街に並んでいた。

しかし、国際化の波におされ、現在は15の工場が稼働するのみだ。

陶器工場を一歩離れ、街中を歩くとシャッターの降りた店が目立つ。歩いている人の数も少ない。

次々と職が失われていく中、「EUを離脱すれば街が変わる」という空気が支配的になっていった。

40年以上この街でイタリアレストランを経営するオーナーは
「ここ最近特に景気が悪くなったと感じる。移民政策に予算が費やされたからだ。EU離脱の日を前にワクワクしている。これでイギリスが自由に予算もルールも決められる。時間がかかるかもしれないが景気は回復すると思う」と全面的に離脱を支持する姿勢を見せた。

また別の住民も「長かった、やっと離脱を迎えられる。当日はパブで祝杯をあげる」と喜びをあらわにする。

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最終更新:2/4(火) 11:33
FNN.jpプライムオンライン

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