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「ハーフタイムショーを、いつか絶対...」。スーパーボウルで国歌独唱したデミ・ロヴァートさん、薬物依存と闘っていた。

2/4(火) 15:08配信

ハフポスト日本版

カンザスシティ・チーフスが50年ぶりの勝利を果たしたスーパーボウル。試合前の国歌独唱では、薬物依存に苦しんだ過去を持つデミ・ロヴァートさんが圧巻の歌声を披露した。

【画像枠】「デミ・ロヴァートさんの動画とツイート」

10年越しの“夢”を実現させたロヴァートさんだが、その道のりは決して楽なものではなかった。

薬物とアルコールを断って6年。「またやってしまった」

デミ・ロヴァートさんは子供向けTVシリーズ「Barney & Friends」でデビュー。2008年にディズニー・チャンネルで放送された映画「Camp Rock」で人気となり、2013年には「Heart Attack」が世界中でヒットを記録した。

一方、人気の影で、薬物やアルコールへの依存、過食症や双極性障害に苦しんだ過去もあった。

2018年3月には、Twitterで薬物を断ってから6年の節目を迎えたことを報告し、「この1年も喜び、健康、幸福に過ごせますように。やり遂げてみせます」と決意を新たにする投稿も行なっている。

ところが、この3カ月後の6月に発表されたシングル『Sober』では、「なぜなのか分からない。でも、さみしくなると、いつもやってしまう」と、 再び薬物やアルコールに手を出してしまったことを示唆。

「ママごめんなさい。私はまたやってしまった」、「パパ、私を許して。床にお酒をこぼすほどに飲んでしまった」、「信じてついてきてくれたみんな、ごめんなさい」、「こんなつもりじゃなかったの。私自身にもごめんなさい」ーー。

両親やファン、自分自身に対して謝罪し、再スタートを誓う内容の歌詞が、克服したと思っていた依存から抜け出すことの難しさと苦しみを伝えていた。

そして、その翌月2018年7月24日。

ロヴァートさんは、自宅で意識不明の状態で発見され、救急搬送された。原因は薬物の過剰摂取。一命はとりとめたものの、退院後はリハビリのため、活動を休止することになった。

復帰舞台で歌ったのは、オーバードース4日前に収録した「Anyone」

スーパーボウルの1週間前に行われたグラミー賞の表彰式。

デミ・ロヴァートさんは約1年半ぶりに表舞台に立っていた。

真っ白なドレスで、涙を流しながら披露した新曲「Anyone」は、オーバードースで意識不明となるわずか4日前にレコーディングした曲。

ピアノの伴奏とともに歌い出したロヴァートさんは、数秒後にパフォーマンスを一時中断すると涙を流し、冒頭から歌い直す場面もあった。

薬物の過剰摂取前に助けを求めて叫ぶような歌詞には、音楽もアルコールも救いにはならず、歌も祈りも届かない苦しさが綴られている。

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誰でもいいから どうか私のもとへ連れてきて

神様 誰かいないの?

誰かにいて欲しいの

(UNIVERSAL MUSIC JAPAN 公式サイト『Anyone』より)

ロヴァートさんはInstagramでオーバードース4日前に収録した音源を公開。「私はレコーディングは完璧主義者だけど、これはそのままで残しておく方がいいと思いました」とコメントをつけている。

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最終更新:2/4(火) 15:08
ハフポスト日本版

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