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「給食持ち帰った教員処分」に賛否...もったいないけど『窃盗』に 給食ロスへの対応に悩む自治体

2/4(火) 18:49配信

MBSニュース

余った給食を持ち帰ったとして堺市の高校教員が懲戒処分を受けました。食品ロスへの関心が高まる中、処分は重すぎるのではないかといった声も上がっているのですが、余った給食をどう扱うのか…自治体も頭を悩ませているようです。

給食持ち帰りで教員処分 「持ち帰り禁止」のわけ

大阪府堺市の堺高校で、定時制の生徒が休み時間に食べるために支給されている“パンと牛乳”。去年12月、この学校で給食指導を担当していた男性教員(当時62)が、4年にわたって『余ったパンと牛乳を持ち帰っていた』として、3か月の減給の懲戒処分となり、依願退職しました。

男性教員が持ち帰った数は、パン約1000個、牛乳約4200本。金額に換算すると約31万円です。定時制のため欠席者も多く、30食程度余る日もあったことから、持ち帰って家族と食べ、食べきれなかったものは捨てていたということです。

「学校給食衛生管理基準というのがありまして、こちらに基づいて持ち帰りを禁止しています。」(堺市教育委員会教職員人事課 志波政宏課長補佐)

1996年に堺市内で給食を食べた児童4人が死亡したO-157による集団食中毒問題。これを受け策定された学校給食衛生管理基準に従った処分だといいます。さらに…

「そもそも持ち帰るという行為が一体どうかと調べたところ、窃盗に当たる可能性がリーガルチェックの結果出てきた。」(志波政宏課長補佐)

SNSで物議 街の人の意見は?

一方で、市や教育委員会にはこの処分に対する意見が約430件寄せられ、その多くは批判的なものでした。さらにSNS上でも物議を醸しています。大阪の天神橋筋商店街で街の人に聞いてみると…

「ルールが決められているならルールは守るべきだと思うけど、残った給食はどうなるのかなと。(Q持って帰らなければ基本捨てるものだが?)もったいないかな、というのはありますね。」(女性)
「もったいないと思うけど、それを一教師が持ち帰ってしまうというのはまた別かなぁ。」(女性)
「廃棄してしまうんでしょ。廃棄するにしたっていろんな費用がかかる。私はちょっと憤りを感じますね。先生がやられたことは私は立派だと思いますね。」(男性)
「なにかしら全体で手続きなり、あらかじめ考えられたならよかったのかも。先生の個人的な判断で持って帰って、後になって皆さんの知るところとなると、こういう結果になるのだろうけれども。食品ロスの問題も考えたら、捨てるよりは…とは思います。」(女性)

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最終更新:2/4(火) 18:49
MBSニュース

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