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玄海町長「もう一度頑張り、信頼回復を」 続投表明一問一答

2/4(火) 11:18配信

西日本新聞

 佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長(63)が福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」から現金100万円を受け取った問題が発覚して約2週間。これまで進退について明言してこなかった町長の決断は「続投」だった。3日の記者会見で「一から出直し、今しばらく町長の職を続けたい」と語った脇山町長。町民からは「辞任してけじめをつけるべきだった」と批判の声も出た。脇山町長の一問一答は次の通り。

【写真】会見の冒頭で頭を下げる脇山伸太郎玄海町長

-続投に至った経緯は。

 「(後援会)役員会で辞職を求める厳しい結論が出れば受け止めるつもりでいたが、私に委ねられた。町長になって以来、町のために頑張りたいと考えており、いろいろと考えて続投という判断をした」

-その理由は。

 「議員時代から町をよりよくしたいという政治信条を持っていて、問題発覚後もその気持ちがあった。応援してくれる人もたくさんいて、励みになった」

-辞職は考えたか。

 「詳しくは言えないが、いろんなことを考えてこの場に臨んでいる。迷惑をかけてしまったという責任はずっと感じている」

-辞職を望む声もある。

 「そういう声があるのは真摯(しんし)に受け止めたい」

-信頼回復に向けての取り組みは。

 「もう一度、頑張っている姿をいろんな人に見てもらい、町の信頼を少しでも回復させたい。説明責任についてはいろんな形があると思うので、検討していきたい」

-なぜ、給与3カ月全額カットの処分案なのか。また、いつからか。

 「他の自治体の事例などを参考に、減給額と期間を決めた。臨時議会を開いてもらい、早ければ3月からと考えている」

-改めて、現金受領についての認識は。

 「返すつもりだったので、いただいたとは思っていない。自分一人で考えていたのが返金が遅れた原因で、もう少し早く対応すべきだった」

-今後、議員や役場職員の調査は行うか。

 「第三者委員会の設置などは検討していきたい」

町民「辞めるのが常識」「一からやり直せ」

 脇山伸太郎町長の続投表明に、玄海町民からはさまざまな声が上がった。

 「これだけ町民に迷惑をかけたのだから、辞めるのが常識ではないか」。農業男性(82)は脇山町長が塩浜工業から現金100万円を受け取ってから約1年5カ月も返さなかった対応を問題視し、続投に疑問を投げかけた。その上で「お金を渡した人や返金した人が既に亡くなっており、真相がよく分からない。町長は説明責任を果たすべきだ」と注文を付けた。

 主婦(65)は「辞めたほうが良かった。続けてもまた同じようなことをするのでは」と続投にあきれた表情。別の女性(68)は「進退は町長が判断すること」としながらも、「こういう問題は玄海町に限らずどこにでもあるはず。国会議員もいろいろとお金の問題を起こしており、政治家は信用できない」と不信感をあらわにした。

 一方、町長を擁護する声も少なくない。会社員女性(58)は「お金をもらったことは良くないが、既に返金している。町長を辞めるほどの問題ではない」と指摘。高校3年の男子(18)は「町で一番偉い人がこういう問題を起こすと町のイメージダウンにつながる」と苦言を呈しながらも「一からやり直し、信頼を取り戻してほしい」と語った。

最終更新:2/4(火) 11:18
西日本新聞

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