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TRIPLE-1、ディープラーニング専用プロセッサーに参入

2/4(火) 21:10配信

LIMO

 半導体システム開発企業の㈱TRIPLE-1(福岡市博多区)は、AI分野に参入する。最先端の5nmプロセスを用いたディープラーニング(DL)専用AIプロセッサー「GOKU」を開発中で、2021年中の量産開始を目指す。また、すでに開発済みの仮想通貨マイニング用ASIC「KAMIKAZE」の次世代版も開発しており、最先端ロジック分野でさらなる事業拡大を図る。

7nm ASIC開発成功で商社とも連携

 同社は16年11月に設立され、17年2月に7nmプロセスを採用したビットコインのマイニング用ASIC「KAMIKAZE」の開発に着手。18年2月にテープアウト(設計完了)して、世界最大の半導体ファンドリー(受託生産事業者)である台湾のTSMCを通じて製品化に成功し、マイニングマシンのリファレンスデザインを提供している。

 19年3月には富士通エレクトロニクス㈱とKAMIKAZEに関する販売特約店契約を締結した。富士通エレのグローバル展開力とTRIPLE-1の最先端プロセス開発力を掛け合わせ、世界市場で拡販を図る。長期的なパートナーシップを構築し、マイニング用ASICにとどまらず、今後HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)をはじめとする様々な分野・用途向け最先端製品の開発・展開でも連携する方針だ。

DL用は最先端5nmで開発

 開発中のGOKUは、TSMCの5nmプロセスを採用し、設計ターゲットを消費電力100W、ピーク性能(半精度)1ペタFLOPS(=1000テラflops)、電力効率(半精度)10テラFLOPS/Wに置いて開発を進めている。年内にテストチップを完成させ、21年早々にもチップ化する考えだ。

 TSMCの5nmは20年上期に供用開始予定の最先端プロセスであるため、TRIPLE-1はKAMIKAZEの開発で培った設計技術を駆使し、手配置・手配線でレイアウトに工夫を凝らし、徹底した省電力化に取り組む。現在のところ、競合他社が製品化済みの既存DL用プロセッサーは12nmプロセスを用いたものが最新であるため、5nmのいち早い採用によって性能面で大きくリードする方針だ。

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最終更新:2/4(火) 21:10
LIMO

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