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【侍ジャパン】稲葉監督、中日・大野雄にフル回転期待…12球団キャンプ視察スタート

2/4(火) 6:00配信

スポーツ報知

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が3日、東京五輪に向けて12球団キャンプ視察をスタートし、中日・大野雄大投手(31)を“投の万能侍”として期待した。敗者復活戦を含む変則トーナメントで行われる五輪をにらみ、プレミア12同様の第2先発に加え、連戦時には先発起用する可能性を示唆した。大野雄はこの日、稲葉監督の来場に合わせて投球練習。言葉と行動で代表への情熱を示し、視察初日に指揮官のハートをがっちりとつかんだ。

 昼食抜きで車に飛び乗った。午前中に日本ハムの名護キャンプ視察を終えると、稲葉監督は中日キャンプ地・北谷へと急いだ。同じ頃、大野雄はブルペンへ足を踏み入れた。移動時間1時間弱。待ち人が来るまで投げ続けた。153球。左腕の情熱はダイレクトに伝わった。

 稲葉監督「けがだけはしないようにと心配しているけど、(視察を)気にしてくれていたのは非常にうれしいですね」

 大野雄の大和魂を受け止め、万能左腕と東京五輪の変則日程を重ね合わせた。ノックアウトステージ(決勝トーナメント)は敗者復活戦を含む勝ち抜き戦で実施され、金メダルへの最短距離は1次リーグから5連勝。一方で、勝てば翌々日以降に次戦となるが負けた場合は翌日に次戦―という状況もある。真夏に最大8戦のハードスケジュールを考慮した時、対応力、精神力に優れた大野雄の存在がクローズアップされた。

 稲葉監督「勝っていけばいいけど、負けてしまった時に敗者復活戦に回ると連戦がある。そういう事態を考えながら、大野投手が先発に回るという想定もしていこう、と思う」

 昨秋のプレミア12では不慣れなリリーフを快諾。第2先発として2勝0敗、防御率1・80と奮闘した。再度代表入りした場合は同様の起用が有力だが、過密日程時は先発不足を補う切り札にもなる。視察初日。言動からにじむ左腕の覚悟に、指揮官は大きくうなずいた。

 稲葉監督「今日も“どこでも行けます”“体も元気です”“選ばれるようにシーズン頑張っていきます”とね。非常に強い思いを持った選手」

 大野雄「五輪は特別。人生の、一つの夢です」

 5連勝で金メダルか、敗者復活から頂点か。理想の勝利にも“プランB”にも、欠かせないピースになりそうだ。(宮脇 央介)

 ◆プレミア12の投手起用 今永、山口、岸を先発専門とし、第2先発に高橋礼、大野雄、山岡を配置。岸の発熱で高橋礼が先発に、救援陣の辞退で山本がセットアッパーに回った。第2先発には所属球団で先発を務める投手が回るため、首脳陣は適性判断の難しさを実感。五輪の投手選考に際し、重要なポイントとなっている。

報知新聞社

最終更新:2/4(火) 6:00
スポーツ報知

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