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豪中銀、政策金利据え置き-ウイルス感染拡大の影響注視へ

2/4(火) 13:22配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、今年最初の金融政策決定会合を開き、主要政策金利を0.75%に据え置く決定を下した。同国の堅調な労働市場や不動産市場を背景に、中国経済の成長の落ち込みがどの程度の打撃をもたらすか、まだ静観する余裕があることを裏付けた。

金利据え置きは大半のエコノミストやトレーダーの予想通り。豪州での森林火災の被害に加え、中国での新型コロナウイルス感染拡大が新たな景気圧迫要因となる恐れがあるが、昨年11、12両月の失業率改善を受け、現行の政策を維持することとなった。

豪中銀のロウ総裁は政策決定後の発表資料で、コロナウイルス感染拡大について、「中国経済に現時点で多大な影響を及ぼしつつある」とする一方、「影響がどの程度続くか判断するのは時期尚早だ」とし、「労働市場を含め状況を今後も注視する。引き続き必要に応じて金融政策をさらに緩和する用意がある」と説明した。

豪ドルはシドニー時間午後3時41分(日本時間同1時41分)現在、1豪ドル=0.6722米ドルと、決定発表前の0.6686米ドルから上昇している。

ロウ総裁は豪経済について、「短期的に、森林火災と新型ウイルスの感染拡大が一時的な成長の重しとなる」と指摘し、今年の成長率が約2.75%、2021年は3%になると予想。昨年11月時点の中銀の見通しをおおむね維持した。

ブルームバーグのエコノミスト、ジェームズ・マッキンタイア氏は「森林火災と新型ウイルスという豪経済見通しへの2大リスクがなお急速に拡大している」としながらも、「昨年の利下げがいかに経済に浸透しつつあるか、現在のショックで経済の『なだらかな転換』がどれほど妨げられたかについて、豪中銀が一段の詳細を見極める上で、経済データが論拠となった」と分析した。

原題:RBA Holds Rates as Specter of China Slump Looms Over Economy (2)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Michael Heath

最終更新:2/4(火) 14:47
Bloomberg

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