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ランタン職人・蕭在淦さん、社会の出来事を作品に/台湾

2/5(水) 12:18配信

中央社フォーカス台湾

(新竹中央社)北部・新竹市に工房を構えるランタン職人、蕭在淦さんは、80年近くにわたりランタンを作り続けている。「起こった出来事をランタンにする。それもランタンアートだ」と話す蕭さん。自身の作品を通じて、社会への関心を伝えている。

蕭さんは10代で独学でちょうちん作りを学んだ。17歳で日本政府に徴兵され、航空整備士の訓練を受ける傍ら、日本現地の工芸も学び続け、これが技術の基礎となった。生活の中からアイデアを模索している蕭さんの作品はオリジナリティーに富む。クジャクの作品を作る際には動物園に足を運び、実際の様子を脳に刻み込んだ。2014年のひまわり学生運動を表現した作品もある。

台湾では旧暦1月15日の元宵節に合わせ、各地でランタンフェスティバルが開かれる。今年は2月8日が元宵節に当たり、元宵節目前の今は蕭さんにとって一年で最も忙しい時期だ。大型の作品に加え、工房近隣の新竹城隍廟にも手作りの作品を届ける。

すでに90歳を超えている蕭さんは「80代の頃より今のほうが元気」だと語る。ランタン製作も問題なくでき、自身の幸福を大切にしているという。

数多くの賞を受賞している蕭さんの元には、多くの人が技術を学びにやってくる。蕭さんは技術を伝授することをいとわない。ちょうちんであれ、ランタン作品であれ、技術を伝え継ぎ、人々に伝統工芸の文化を見てもらいたいと願っている。

台湾の非政府組織(NGO)「中華文化総会」が台湾の職人の物語を紹介する映像シリーズ「匠人魂」で、4日に公開された第21弾に蕭さんは登場している。

(郭宣ブン/編集:名切千絵)

最終更新:2/5(水) 12:18
中央社フォーカス台湾

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