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9裁判所で「ウェブ会議」スタート~司法利便性が世界で52位の日本、民事裁判のIT化

2/5(水) 11:20配信

ニッポン放送

ニッポン放送「ザ・フォーカス」(2月4日放送)に中央大学法科大学院教授・弁護士の野村修也が出演。民事裁判のIT化について解説した。

民事裁判のIT化がスタート

裁判所と弁護士事務所などをインターネットで結び、当事者が裁判所に出向かなくても手続きを進められる「ウェブ会議」の運用が3日、東京地裁など全国9ヵ所の裁判所で始まった。これは「民事訴訟IT化」の一環で、審理の迅速化につながることが期待されている。

森田耕次解説委員)民事訴訟をめぐっては、経済界を中心に大量の裁判記録を保管したり、裁判所へいちいち足を運んだりするのが負担だという声が根強く、政府の有識者検討会が全面IT化を提言していました。裁判所と弁護士事務所などをインターネットでつないで、弁護士や当事者が裁判所へ来なくても民事訴訟の手続きを進めることができる「ウェブ会議」が3日、全国8つの地方裁判所と知財高裁で導入されました。「ウェブ会議」が活用されるのは非公開の争点整理の手続きということで、裁判所にいる裁判官と事務所などにいる原告・被告側双方の弁護士や当事者がビデオ通話でやり取りすると。クラウドサービスを使って資料も共有でき、その場で和解条項を作成することも可能ということです。裁判官や弁護士の日程調整にいつも手間取っていたのが緩和され、訴訟が短くなる可能性があるのですね。

野村)民事裁判ですから、誰かが誰かを訴えることから始まるわけです。訴状が送られてきて、第1回公判の期日が決まるわけです。そこでまずはそれぞれ1回目の手続きが行われるわけですが、その後の時間がかかるのです。というのは、最初はお互いの主張があまり嚙み合っていないのです。いったいどこが訴訟の争点なのかということをお互いに確認し合っていく手続きがあります。一方が「こういう証拠があるからそのことに関して主張したい」と言っても、相手方が認めたらそこは争点ではなくなります。そういったものを確認していく作業が行われて、この点について反論してください、ということで準備書面をつくって持ち寄るという手続きがずっと続くのです。この期間中に、原則は裁判所に両方の代理人が一緒に行く日程が合わないという問題があります。特に、仮に裁判が大阪なら、東京の弁護人がわざわざ大阪まで行かなければいけません。そうすると1日がかりになりますから、数分間の打ち合わせのために出張するのは負担が大きいのです。そうすると、時間が取れる日が1ヵ月後、2ヵ月後になってきます。これは例外的ではあるのですが、片方の弁護士が裁判所に行っているのならば、片方はテレビ会議で参加するというものがいままでありました。これを両方ともテレビ会議にすることで、迅速化を図ろうという話なのです。

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最終更新:2/5(水) 11:20
ニッポン放送

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