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ボランティアに「語り部」 復興五輪の理念体現へ・宮城―オリパラ2020

2/5(水) 7:26配信

時事通信

 「復興五輪」が理念に掲げられる東京五輪。男女サッカーの試合が行われる宮城県の都市ボランティアには、東日本大震災の記憶や復興状況を伝える「語り部」枠が設けられる。この枠がある自治体は、全国で宮城県だけだ。

 県のオリンピック・パラリンピック大会推進課は「復興五輪の位置付けを考え、記憶の伝承や支援への感謝に関して、発信する役割があったらいいのではということになった」と経緯を説明する。大会期間中には、JR仙台駅と仙台空港で震災に関するパネル展示を予定。立ち寄った人たちへの説明役と、被災地訪問を提案することが主な役割となる。「被災地への橋渡しをお願いする。時間があれば行ってみませんか、という語りかけをしてもらいたい」。他のボランティア同様、会場案内の役割もこなす。

 昨年10~12月には都市ボランティア登録者に対して、共通研修が行われた。登録者2000人弱のうち、語り部ボランティアを希望したのは約80人。既に被災地で語り部活動を行っている人だけでなく、初めて体験する人もいる。宮城県は3月以降、正式に役割を通知して専門的な研修を開始。7月の開幕まで時間があるため、登録者のモチベーションを維持することも課題となる。

 ギリシャで採火した聖火が3月20日に降り立つのが宮城県。航空自衛隊松島基地ではブルーインパルスの飛行も予定されており、語り部には明るい話題も加わる。県では五輪でのボランティア経験を無形のレガシー(遺産)につなげることを期待しており、「大会後に地域のボランティアなど継続して活動をつなげてもらえればと思う」(推進課)としている。 

最終更新:2/5(水) 7:35
時事通信

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