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米海軍、小型核を潜水艦に配備 ロシアなど保有国に対抗

2/5(水) 10:08配信

朝日新聞デジタル

 米国防総省は4日、米海軍が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)用に爆発力を抑えた低出力の小型核弾頭を実戦配備したと発表した。小型核を保有するロシアなどに対する抑止力を強める狙い。核使用のハードルが下がり、核戦争のリスクを増大させるとの懸念が出ている。

 米メディアや専門家によると、小型核弾頭の爆発の規模はTNT火薬換算で5キロトン級に抑えたとされ、広島に投下された原爆(推定約15キロトン)より威力が小さい。ロード国防次官は声明で「米国に迅速でより残存可能な低出力の戦略兵器をもたらす。米国の拡大抑止(核の傘)を支え、潜在的な敵に限定的な核使用は何の利点もないことを示す」と説明した。

 トランプ政権は2018年2月、中期的な核政策の指針である「核戦略見直し」(NPR)で、ロシアや中国が核兵器の近代化や拡大をしていると指摘し、新型の小型核弾頭の開発を戦略の柱に据えた。米国が現在保有する核兵器の多くは強力すぎて、実際の使用は非現実的とみられていた。このためロシアなどから小型核などで攻撃を受けた際に反撃できるよう、SLBM用に小型核弾頭の開発を進めるとしていた。(渡辺丘)

朝日新聞社

最終更新:2/5(水) 10:08
朝日新聞デジタル

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