ここから本文です

としまえん跡地にオープン “ハリポタ”テーマパークの勝算

2/5(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 西武鉄道が運営する遊園地「としまえん」(東京都練馬区)が閉園し、跡地に「ハリー・ポッター」のテーマパークが建設される見込みとなった。2023年春にオープンする見通しだ。

 米映画大手のワーナー・ブラザースが跡地の一部を借り、映画のセットを再現したテーマパークを建設する案が有力だ。ロンドンにある施設「ワーナー・ブラザース・スタジオ・ツアー ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を参考に検討が進んでいるという。

「ハリー・ポッター」をテーマにした施設は、すでにユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ・大阪市)が450億円を投じて2014年にオープンさせ、大人気となっている。USJは、主人公が魔法を学ぶ舞台の「ホグワーツ城」などを再現。それまで入場者数が落ち込んでいたが、このエリアが開業した14年度の入場者数は、200万人増の1270万人を記録している。

 ロンドンのテーマパークも、「ハリー・ポッターの世界に入り込んだかのような感覚が味わえる」と、休暇シーズンは予約を取るのが難しいほどの人気だ。足を運んだ日本人からは、さっそく<ロンドンの施設に行ったことがあるけど、食堂のホール、ハグリッドの家、魔法省、使った小道具まで、びっちり展示してあってファンには生唾ものです。このくらいのクオリティーでやってくれるなら超うれしい>と、としまえんの跡地に期待する声がネットにあがっている。

 しかし、多くのテーマパークは苦戦している。としまえんも、ピーク時に390万人いた来場者数は、18年は112万人にまで減少している。果たして、としまえんの跡地にオープンする「ハリー・ポッター」施設は成功するのか。岡山商科大学の長田貴仁教授(経営学)はこう言う。

「ハリー・ポッターが人気なのは確かですが、ワンテーマなのは不安材料です。日本人は飽きやすいですからね。一度見たら十分となりかねない。ディズニーランドが人気を維持し、リピーターが多いのは、数年ごとにアトラクションを新設し、新しいキャラクターも誕生しているからです。すでにUSJにハリー・ポッターを扱うテーマパークがあることも不利です。インバウンドを期待しているのかもしれません」

 オープンしたら、しばらくは客が殺到しそうだ。

最終更新:2/5(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事