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【公演レポ】新しい刀ステの幕開け。舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち を振り返る

2/5(水) 11:42配信

2.5ジゲン!!

2020年1月18日(土)、舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち が大盛況のうちに幕を閉じた。全63公演という長丁場。全員大きな怪我も無く駆け抜けられたのが奇跡的だったとも思えるほどの激しい舞台だった。

ここでは、公演の振り返りとともに、すでに告知されている次回作についての情報をお届けする。ストーリーの後半部分に関してはネタバレになるため、深くは触れない記述となるがご容赦いただきたい。

舞台は文久土佐藩。陸奥守吉行と坂本龍馬の物語が始まる

公式サイトのあらすじにあるように、今回の行き先は1863年の文久土佐藩だ。しかし着いたのは、土佐勤王党が恐怖政治を敷く“放棄された世界”だった。つまりは歴史改変がすでにされてしまった世界である。

改変を正すべく刀剣男士たちは、任務中に出会った坂本龍馬とともに動き始めた。

正史ではない“放棄された世界”では、さまざまな予期せぬ出来事が起こる。中心人物は――?

鬼気迫る演技と、激しく長い殺陣の応酬に息を呑む

今回の“維伝”で特筆すべきは、やはり殺陣の激しさと量だろう。大がかりなセットを、文字どおり縦横無尽にキャストたちが駆け回る。

歴史人物を含めた舞台上の役者たち、すべての演技が鬼気迫るものであり、時に大きな波となって劇場を包み込んだ。気持ちが殺陣に乗り、演技の凄まじさを引き立たせていた。

陸奥守吉行役・蒼木 陣の力強い太刀筋、高い身体能力を見せてくれる動き。元の持ち主・坂本龍馬と出会った時の表情、どんな時でも前を見つめる瞳、そしていつでも真っ直ぐな心。すべてが、劇場やライブビューイング・配信でこの舞台を観た観客の心に残るものとなったに違いない。

肥前忠広役・櫻井圭登の「人斬り」の動きは、持ち主・岡田以蔵(演:一色洋平)とのシンクロを感じる。人斬りの刀と呼ばれ、敵を斬ることでしか己の存在価値を見いだせなかった苦しみが、強く伝わってきた。

南海太郎朝尊役・三好大貴は、序盤では「刀剣博士」として、とぼけた所もある軽妙な演技で笑いを、終盤では凄まじいまでの殺陣を見せてくれた。

和泉守兼定役の田淵累生と堀川国広役の小西詠斗。

和泉守兼定は荒々しくも美しく、美と実益を兼ねた、まさに「かっこ良くて強い」を体現していた。情に厚く、性根も熱い「兼さん」の格好良さにしびれた観客も多いことだろう。

堀川国広は利発で清廉潔白。時に愛らしく、時に頼もしく、和泉守兼定の助手であり相棒として立ち回る。

新撰組の副隊長・土方歳三が愛用していたと言われている二振りは、坂本龍馬のいる文久土佐で何を思ったのだろうか。

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最終更新:2/5(水) 11:42
2.5ジゲン!!

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