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大リーグを揺るがしたサイン盗み問題…アストロズはベーカー新監督で再建、レッドソックスは先行き不透明[AKI猪瀬コラム]

2/5(水) 12:00配信

中日スポーツ

 アストロズを震源としたサイン盗み問題は3球団の監督が解任される事態に発展。アストロズは、70歳のベイカー監督を異例となる1年契約で招聘(しょうへい)しました。

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 監督としての実績はもちろん、選手としても活躍したベイカー監督は、ファンを含めて野球界に敵が見当たらないほどの「ナイスガイ」。おそらくアストロズのクレーン・オーナーは「私が監督に就任した以上は、二度とサイン盗みは行われない」というメッセージを誰が発信すれば説得力があり、納得されるかを考えたはずです。その結果がベイカー監督だったと思います。

 いまだに当事者であるアストロズの選手から謝罪や反省の弁が語られていないことに関して、被害者となった他球団の現役選手たちから非難が殺到しています。ただ監督選びに関しては、アストロズの人選はベストだったと思います。

 そして、空席だったGMにはレイズの編成部門で副部長を務めていた42歳のジェームス・クリックが就任。クリックGMは超名門のエール大を卒業後、2006年からレイズのさまざまな部署で活躍してきた切れ者です。また、今回の問題でベルトラン監督を解任したメッツは、昨季コーチのルイス・ロハスを新監督に内部昇格させました。

 アストロズが新監督、新GMを迎えて何とか前進しようとしている一方、対照的なのが新たなサイン盗み疑惑の調査が続けられているレッドソックスです。

 人選は行われていますが新監督は未定。ストーブリーグではインパクトがある補強は皆無。そして、チームの大黒柱である18年MVPのベッツ外野手が、早ければ数日中にドジャースもしくはパドレスへ電撃トレードされると報道されました。ドジャースとは球団間の交渉が最終段階まで進んでいるとうわさされています。レッドソックスのヘンリー・オーナーは、球団総年俸の大幅な削減を真剣に考えていると言われているだけに、ベッツの放出を号砲に一気に再建モードにかじを切る可能性が出てきます。

 17年世界一のアストロズ、18年世界一のレッドソックス。両球団の20年はどうなっていくのでしょうか。

(大リーグ・アナリスト)

最終更新:2/5(水) 12:00
中日スポーツ

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