今年4月から大きく変わる小学校の学習指導要領。これまでのように教師が一方的に授業を進めるのではなく、子どもを主役として対話を重ねる形式が求められます。こうした新しい授業形式をいち早く取り入れている奈良県の小学校を取材しました。
奈良市にある国立奈良女子大学附属小学校。この小学校の授業スタイルは少し変わっています。5年生の算数の時間の様子を見せてもらいました。この日の授業内容は「単位量あたり」という単元。通常であれば、次のような問題で「単位量あたり」を学びます。
『(問)卵パックAが10個で200円、卵パックBは6個で130円です。1個あたりの値段が安いのはどっち?』
⇒(答)卵パックAは1個あたり20円、卵パックBは1個あたり21.7円で、卵パックAの方が安い。
ところが、この学校での授業となると、題材は「コインパーキングの料金」です。まず学校周辺のコインパーキングの料金やどんな種類の車が止められているのかを自分達で歩いて調べます。その上で、小学校にコインパーキング“奈良女パーキング”を作るとすれば、料金をいくらに設定すればいいのかを考えようというのです。
【意見を発表する児童たち】
(女子児童)「私は平日の7時~20時を【60分300円】がいいと思いました。なぜなら“奈良女パーキング”は少し駅から離れているので、もし駅に行くとしたら駅の行き帰りの時間とかを含めたら時間がかかるので、【20分100円】や【40分200円】にするよりも【60分300円】の方ががいいと思いました。【60分300円】にすると、もし61分になってしまうだけで600円払わないといけなくなるので、経営者側からも利益が上がるのでいいと思いました。」
(男子児童)「僕は【30分150円】という考えを作りました。学校の保護者は育友会や二者面談など30分~1時間かかるものが多いから【30分150円】という値段にしたらいいと思ったからです。」
(女子児童)「駅に行く人じゃなくて業者向けのパーキングにしたらいいと思います。フィールドワークに行った時に工事の車が沢山あったので、その車を“奈良女パーキング”に引き寄せる値段設定にするために、工事や業者は短時間じゃ済まないだろうから60分とかにすればいいと思います。」
子ども達は次々と意見を発表。もはや「単位量あたり」の学習内容を超えています。
最終更新:2/12(水) 16:31
MBSニュース

































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