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台風で空き実家の屋根が飛んでしまった! 被害が出たら賠償するのは私?

2/8(土) 17:10配信

相続会議

青森県八戸市で事務所を開く公認会計士・税理士・司法書士・行政書士資格を持つ元新聞記者が、実際相談を受けたことから、相続で問題になりやすい事例を解説します。

実家の隣家から苦情「早く片付けてください」

青森県全域を台風が通過した翌日、さいたま市に住む男性会社員(45)宅の電話が鳴りました。

「おたくの屋根のトタンが破れてウチに飛んできています。早く片付けてください」
青森県八戸市にある父の生家。両親は既に亡くなり、男性自身は幼少期に訪れたきりで場所を覚えていません。電話越しに老齢の女性がしきりに不安を訴えてきます。今にも家が倒壊しそうであること――、近所で空き家の火事があったこと――。近隣を訪ね歩き、ようやく男性の連絡先を知ったといいます。
男性は「とにかく何とかします」と答えて電話を切ったものの、動悸がしばらく治まりませんでした

この事例は、フィクションです。
ただ、このような相談は増加する一方です。
私は青森県八戸市で公認会計士・税理士・司法書士・行政書士事務所である、「石動総合会計法務事務所」を経営しています。

青森県八戸市は太平洋沿いに位置する人口約23万の都市で、製造業や農業、漁業が中心産業。多くの若者が高校卒業と同時に進学や就職で町を離れます。都会で職や家庭を得て、そのまま戻らないケースも多いです。
実は私も、独立を機に4年前にUターンしたばかりです。
似たような都市は全国に多数あるでしょう。

幼少期と比較すると、市内には目立って空き家が増えています。
長期間人の出入りがないと、まず庭が荒れ放題になります。その後、窓が割れたり、カーポートが崩れたりして、徐々に家の崩壊が始まっていきます。住宅街を歩くと、明らかに空き家とわかる家がすぐに見つかります。不動産業者の連絡先が掲示してあるなど、売りに出ているものは一部で、多くは放置されたままの状態です。

当事務所は、私と事務員だけの小規模のため、相続案件の受任は年間数十件です。それでも、冒頭のような相談は年に4、5件はあります。

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最終更新:2/8(土) 17:10
相続会議

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