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候補者がゲイだと知り、投票撤回する動画が拡散「そんな人にホワイトハウスに居て欲しくない」

2/8(土) 16:25配信

BuzzFeed Japan

トランプ大統領の任期満了に伴い、11月に実施される大統領選本選に向けて、民主党内で熾烈な候補者争いが繰り広げられているアメリカ。

【動画】「そんな人にホワイトハウスにいて欲しくない」

選挙戦の皮切りとなったアイオワ州党員集会で、民主党候補に名乗りを上げているピート・ブティジェッジ氏に投票した女性が、ブティジェッジ氏がゲイだと知り、「投票を撤回したい」と主張する動画が物議を醸しています。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】

ゲイ公表の最年少候補

アメリカの大統領選挙ではまず、すべての州と準州で党員集会や予備選挙を行い、アメリカの二大政党である民主党と共和党から、本選に出馬する候補者を決めます。

今回の選挙では、トランプ現大統領が共和党の候補者に選ばれることは確実視されているため、トランプ氏と本選で一騎打ちをすることになる民主党の候補者に、誰が選ばれるかが焦点となっています。

候補者レースでこれまで有力視されてきたのは、オバマ政権で副大統領を務めたジョセフ・バイデン氏(77)のほか、格差解消を訴えてミレニアル世代の支持を集めているバーニー・サンダース氏(78)や、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏(77)など。

そんな中、最年少の候補者で、インディアナ州サウスベンド前市長のピート・ブティジェッジ氏(38)がどれほど追い上げ、存在感を示せるかも注目が集まっていました。

ブティジェッジ氏はゲイで、同性パートナーのチャスティン・ブティジェッジさんと結婚していることを公表しています。選挙キャンペーンでは、チャスティンさんもイベントに登壇したり、一緒にメディアの取材を受けたりするなど、夫を支えてきました。

昨年5月には、TIME誌がブティジェッジ氏カップルの写真を表紙に掲載し、大統領とその家族を意味する「ファーストファミリー」と題したことが話題を呼びました。

「そんな人にホワイトハウスにいてほしくない」

そんな中、2月3日に開かれたアイオワ州の民主党・党員集会で、一度はブティジェッジ氏に投票した女性が、ブティジェッジ氏が同性婚をしているとは知らなかったといい、投票撤回を求める様子を撮影した動画が拡散しました。

動画では、胸元にブティジェッジ氏への支援を表明するステッカーを貼った女性が、ブティジェッジ陣営の選挙区幹事に「ピートは同性のパートナーと結婚しているってこと?冗談でしょ?そんな人にホワイトハウスにいてほしくない」と訴える様子が映っています。

*****(以下動画内のやりとり)******

女性「ピートは同性のパートナーと結婚しているってこと?冗談でしょ?そんな人にホワイトハウスにいてほしくない。だから私の票を返してくれる?」

選挙区幹事「でも、そもそもピートは私やあなたと同じ人間で、(同性愛者かどうかは)問題になるべきではないですよね?」

女性「なら、ピートは聖書を読んだ方がいいんじゃない?」

選挙区幹事「読んでますよ。その上で、彼は聖書は政党を選ばないと言っています」

女性「じゃあなんで聖書には、男は女と結婚するべきだと書いてあるの?」

選挙区幹事「あなたの意見は尊重しますが、聖書が書かれたとき、私たちはまだこの世にいなかったわけですよね」

女性「なんで(彼のセクシュアリティが)今まで話題になってこなかったの?」

選挙区幹事「もう広く知られた常識なので…」

女性「私は聞いたことなかった」

選挙区幹事「必要なら誰かが対応してくれるか、相談してみます。ちょっとどんなルールになってるかわからないですけど…」

選挙区幹事「でも私からあなたにお願いしたいのは、自分に深く問いかけてみることです。その候補者の言うことを信じるならば、その人が女性か、男性か、異性愛者か、同性愛者かは関係ないと思いませんか?それが私からの質問です」

女性「そんなのもう全部トイレに流しちゃったわよ」

*****

その後も選挙区幹事は女性に対して、「私もキリスト教徒ですが、私の神様はすべての人を愛することを求めています。あなたと私で聖書の解釈は違うかもしれないけど、私は息子にどんな愛も愛で、みんな同じ人間なんだと教えています」と語りました。

民主党の候補者全員が「同性婚を支持」

CNBCによると女性はその後、票の撤回を認められ、上院議員のエリザベス・ウォーレン氏に投票したとされています。

地元の党支部の幹部は、CNBCの取材に対して、選挙区幹事の冷静な対応を賞賛。その上で、民主党の候補者に名乗りを上げている全ての政治家が「同性婚を支持している」と指摘しました。

NHKによると、集計率が100%に達した6日時点で、ブティジェッジ氏が僅差で首位に躍り出たと報じられましたが、集計ミスがあったとの情報などから、まだ最終的な結果は確定していません。

最終更新:2/8(土) 16:25
BuzzFeed Japan

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