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調整・準備急ピッチ スキー国体 

2/9(日) 0:32配信

北日本新聞

 記録的な雪不足で一時は開催が危ぶまれた16日開幕のスキー国体「とやま・なんと国体2020」は予定通り全競技が実施されることが決まり、懸命の準備を進めてきた競技関係者や選手たちが8日、本番に照準を合わせて本格的に始動した。開催まで1週間余り。大会の成功に向け、選手の調整や会場準備は急ピッチで進む。

 ■県選手団 コース試走 雪質確認 

 距離競技の会場となるたいらクロスカントリーコース(南砺市小来栖・平)はコースを整え、8日から滑走できるようになった。県選手ら約50人が早速練習に訪れ、雪質や起伏などの特徴を確かめた。

 県選手団の事前合宿は10日に始まるが、選手たちは一足早く雪の状態を知ろうと、全長5キロのコースをゆっくりとしたペースで周回した。京都や三重の県外選手の姿も見られた。

 成年男子Aに出場する南砺市出身の山下陽暉選手(早稲田大3年、南砺平高出)はコースのオープンに合わせて7日に帰郷。この日は約2時間練習し「雪質は例年より水分が少なく、滑りやすい」と好感触を示した。

 重機を使って会場周辺の歩道整備に当たった長田一政県スキー連盟理事長は「地元選手はできるだけ早く大会コースを滑り、地の利を生かしてほしい」と呼び掛けた。山下選手は「県外で練習している富山の選手たちに、たいらで滑れることを伝えたい」と話した。

 ■宿泊施設 予約相次ぐ

 全競技の実施が決まった7日以降、選手団の配宿先となる宿泊施設のうち、客室にまだ余裕のある施設では、応援で訪れる人たちの予約が相次いでいる。

 富山市大山地域で行われるジャンプや複合の会場に近いホテルには、選手の家族らから予約が入り始めたという。このホテルでは今後、看板を掲げて歓迎ムードを高めるほか、競技時間に合わせた食事の提供ができるよう配慮するなど、国体に向けた準備を加速させる。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宿泊施設の中には入り口に消毒液を設置している施設もあり、予防対策も進んでいる。

 ■大会スタッフ 雪運び継続

 ジャンプ会場の立山シャンツェ(富山市原・大山)では8日、地元の建設業者有志が前日に続き、重機などで周辺の駐車場から雪を運び入れた。人力での作業も行われ、県スキー連盟の関係者ら約30人がスコップを使ってジャンプ台に雪を敷き詰めた。

 開幕前日の15日までにジャンプ台の整備を完了させる方針で、雪入れを続ける。11日からは自衛隊も作業に加わるという。

 宮本信孝国体スペシャルジャンプ競技委員長は「雪が降って一安心だが、さらに気を引き締め、しっかりやっていきたい」と話した。

最終更新:2/14(金) 23:40
北日本新聞

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