ここから本文です

難ホールドを唯一攻略 伊藤、パワーで「強くなり」逆転V ボルダリング

2/9(日) 22:46配信

毎日新聞

 東京五輪の新競技、スポーツクライミングのボルダリング日本一を決めるジャパンカップは9日、東京・駒沢屋内球技場で男女決勝などが行われ、男子は、2018年の世界選手権覇者で20歳の原田海(日新火災)が初優勝、女子は17歳の伊藤ふたば(TEAM au)が3年ぶり2度目の頂点に立った。五輪代表を決めている男子・楢崎智亜(ともあ)=TEAM au、女子・野口啓代(あきよ)=TEAM au=はともに2位だった。

【五輪代表内定!表彰式で笑顔を見せる楢崎】

 ◇「朝9時から夜6時までジムにいた」

 他の5人が何度トライしても成功できなかった三つ目の課題に伊藤の真骨頂が出た。離れたホールド(突起物)を狙う序盤の難所。繊細なバランスが求められる中で、伊藤は重心を意識しながら反動をつけて飛びつき、2回目で攻略した。そのまま登り切り、「比較的得意な課題だった。誰もできない課題をできたことが大きい」と自信満々の表情を見せた。

 この日は、バランス力だけではない。最後の4課題目は指先と腕の力が求められる苦手の「パワー系」だったが、「始めたら朝9時から夜6時までジムにいた」というトレーニングの成果で乗り切った。先に野口に完登されて重圧をかけられていたが、逆転での優勝に「前回の優勝はまぐれという感じだったが、今回は強くなって優勝できた」と自信を見せた。

 ◇日本協会、五輪出場基準解釈巡り国際連盟と係争中、伊藤諦めず

 日本協会は五輪出場基準の解釈を巡って国際連盟と係争中で、出場資格は不透明な状況が続いている。国際連盟は昨年の世界選手権で日本の五輪代表は確定したとの認識で、その基準であれば伊藤の五輪出場の道は断たれるが本人は諦めていない。「目標を変えずに(日本協会の選考の場である)5月の複合ジャパンカップに向けて調整したい」と力を込めた。【浅妻博之】

最終更新:2/9(日) 22:46
毎日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ