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時空を超えて日本各地から奈良へ 最強武神の毘沙門天彫像が集う

2/9(日) 7:05配信

ぴあ

須弥山世界の四方にいる四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)から、北方を守護する多聞天=「毘沙門天」の彫像の魅力を紹介する特別展『毘沙門天 ─北方鎮護のカミ─』が、奈良国立博物館で3月22日(日)まで開催されている。

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仏教世界や仏法を守るカミである四天王の中でも、特別の存在である「毘沙門天」。近年、毘沙門天像の優品が相次いで発見されている。この展覧会では、これまで知られていた毘沙門天彫像から優れた作品を厳選し、国宝2件、重要文化財18件を含む 37件の彫像が一堂に会している。

展覧会会場は4章で構成される。第1章「独尊の毘沙門天像」では、奈良時代(8世紀)から鎌倉時代(13世紀)につくられた、独尊の像が並ぶ。いずれも表情やポーズに個性ある表現が見られ、木の種類、着色や漆箔の有無、ダイナミックな彫法、さらにそれらの由来など、見どころも多い。

第2章「毘沙門三尊像」、第3章「双身毘沙門天像」、第4章「『兜跋』形毘沙門天像」では、平安時代から鎌倉時代(9世紀~13世紀)につくられた像を見ることができる。サイズが7cmほどの小さなものから2mを超えるものまで幅広く、信仰の対象としての毘沙門天彫像の存在を、改めて感じることができるだろう。迫真的だったり、コミカルだったりする邪鬼の造形にも注目したい。

会場に並ぶ毘沙門天彫像は日本だけでなく海外からも集められており、この展覧会はその魅力を存分に味わうことができる場となるだろう。より知識を深めたいなら、会期中、毘沙門天像の流れや歴史について分かる公開講座、関連イベントも開かれるので、奈良国立博物館のホームページでチェックしたい。

最終更新:2/9(日) 7:05
ぴあ

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