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東大より難関? 謎多き国立「東京芸大」とはどのような大学なのか

2/9(日) 17:30配信

アーバン ライフ メトロ

美術学部の70%は浪人生も音楽学部は現役合格が多い

 国立大学の2次試験の出願が締め切られ、各大学の学部学科の倍率が確定しました。多くの大学では科目試験や小論文が2次試験に課せられる中、国立大学として日本で唯一の総合芸術大学である東京芸術大学(台東区上野公園。以下、東京芸大)では一部の学科を除き、実技試験のみが2次試験の主流となっています。

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 東京芸大は絵画科などを擁する美術学部と、声楽科や器楽科などの音楽学部の2学部14学科と、三つの研究科のある大学院で構成されています。

 そんな東京芸大は世間一般的に、

・浪人を覚悟の上で受験する
・美術学部は男子学生が多そう

というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。今回は謎多き国立大学である東京芸大に迫ります。

学生の男女比率は

 前述のように東京芸大は浪人生が多く、現役合格は至難の業というイメージがあります。しかし音楽学部は現役合格者の割合が高く、2019年度の入学者の80%が現役合格を果たしています。一方で美術学部は、2019年度の現役合格者が34.6%にとどまっています。

 東京芸大と同様に合格が極めて難しく、また挑戦するのも限られた学生のみ――といった印象の東京大学理科三類の現役合格者は77%のため、美術学部の浪人生の割合の高さは目を引くものがあります。

 東京芸大の両学部は、芸術系学部として国内最高峰と位置づけられていますが、現役合格者の数では両極端な結果となっています。

 それでは、学生の男女比率はどうでしょうか。音楽学部は女子が多く、美術学部は男子が多い印象がありますが、2学部共に女子学生の割合が高くなっています。2019年度入学者をみると、美術学部と音楽部ともに約67%が女性です。

実技試験を最重要視

 また、大学案内に記載されている2019年度入学者の出身別データをみると、両学部ともに関東出身者が一番多く、美術学部では65%、音楽学部では58%です。

 都道府県別では、東京都が群を抜いています。音楽学部に関しては付属高校である東京芸術大学音楽学部付属音楽高等学校(台東区上野公園)もあり、大半の生徒が東京芸大に進学するため、東京都の合格者が多いのはわかります。

 ただ関東地方に偏りがあるのは単に東京都にある大学だからという理由だけではなく、芸術大学の入試がほとんどの学科で実技試験を最重要視している特殊な事情も絡んでいるからです。

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最終更新:2/14(金) 12:51
アーバン ライフ メトロ

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