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王座戦前日に挑戦者欠場 長与千種の愛弟子・彩羽匠が緊急参戦 王者・岩谷麻優に勝利!

2/9(日) 14:56配信

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2019年“女子プロレス大賞VS女子プロレスグランプリ“待望の一騎打ちが一転…

 ブシロード傘下で軌道に乗るスターダムが大ハプニングに見舞われた。当初は2月8日東京・後楽園ホールでのワールド・オブ・スターダム選手権試合、王者・岩谷麻優(いわたに・まゆ)VS挑戦者・Sareee(サリー)が発表されていたが、前日になってSareeeが体調不良、診断の結果、「急性腸炎および感冒による発熱」のため欠場となってしまったのだ。

【ギャラリー】2.8スターダム後楽園大会の岩谷VS彩羽

 岩谷VSSareeeの一騎打ちは、昨年度の“女子プロMVP対決”としても大きな注目を集めていた。岩谷が東京スポーツ新聞社制定「女子プロレス大賞」を受賞すれば、Sareeeは週刊プロレスの「プロレスグランプリ2019」で読者投票による「女子プロレスグランプリ」1位を獲得(岩谷は4位)。Sareeeは年間を通じ「女子プロレス大賞」狙いを公言していたのだが、土壇場の11月でスターダムのワールド・オブ・スターダム王座(通称赤いベルト)を奪取した岩谷に大賞をかっさらわれた。両者は昨年12月、Sareee自主興行でのタッグマッチで引き分け、さらにはこの2月でSareeeが所属していたワールド女子プロレス・ディアナを退団し活躍の場を海外に求めるとあって、対戦するにはこれが最後のチャンス、決着の気運が俄然高まっていたのである。

 ところが、まさかのアクシデントにより夢の一騎打ちは幻となった。慌てたスターダム側は藁をもつかむ思いで長与千種とコンタクトを取り、彩羽匠の緊急参戦が決定。彩羽は2013年4月にスターダムでデビュー、15年2月にはレスラーになるきっかけとなった憧れの長与が旗揚げした団体Marvelous(マーベラス)に移籍した経緯がある。彩羽が古巣に参戦するのは、17年10月17日後楽園で美闘陽子(引退)のワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦して以来。岩谷とはMarvelousが初めて後楽園に進出した18年8月8日でシングルマッチをおこなった。キャリアでは11年旗揚げデビューの岩谷が上回るが、2人とも同い年。ちなみに、彩羽は美闘、岩谷の両者とも時間切れで引き分けている。

 あまりにも突然の変更ながら、彩羽はSareeeの代役と言うにはあまりある存在だ。昨年、Sareeeがディアナ、センダイガールズプロレスリング(仙女)、それぞれの団体のベルトを巻けば、彩羽は同時期にSEAdLINNNG(シードリング)とwave(ウェーブ)という団体の王座を保持していた。しかも4本のベルトはすべて団体最高峰王座として位置づけられている。この2人がタッグを組み、8月にはディアナのタッグ王座に挑んでいた。ベルトには届かなかったが、シングル2冠王(当時)の両者が現在の女子プロ界をリードするトップランナーであることは間違いない。

 それだけに、Sareeeと同等、あるいはそれ以上の価値がある彩羽の出陣と言えるだろう。一方で、彩羽の参戦は最大級のインパクトも残している。というのも、2月5日に伝説の団体「GAEA JAPAN(ガイア・ジャパン/GAEAISMプロジェクト運営事務局)」が記者会見をおこない、解散以来15年ぶりとなる一日限定復活興行を発表したのだ。大将である長与はもちろん、そこにはGAEAの血が流れる遺伝子、一番弟子の彩羽もメインイベントで参戦する。彩羽の相手は長与の愛弟子である里村明衣子のさらに一番弟子・橋本千紘。しかも大会は25年前の旗揚げ戦と同日の4月15日、ところも同じ後楽園ホール。さらにはその前日、スターダムが後楽園で試合を行うことになっている。”奇跡のような偶然の一致”について長与は、「ブシロード(スターダムの親会社)さん、ありがとう。これは昨年から言っていた一番最初の仕掛け、爆弾です」と言い放っていた。と同時に、「決してケンカを売るんじゃありません。横に並びたいんです」とも。

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最終更新:2/9(日) 14:56
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