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「入れっぱなし」で健康管理--日本MS「IoT in Action」展示会レポート

2/9(日) 10:45配信

ZDNet Japan

 日本マイクロソフトは2月6日、IoTをテーマにしたイベント「IoT in Action」を開催した。IoT in Actionは2017年に始まり、世界30都市で開催されている。同イベントでは、デバイスとクラウドの連携サービスや、同社のパートナー・顧客企業が講演・展示会の形で紹介された。本記事では、展示会で見つけた3サービスをレポートする。

牛に「飲ませて」体の異変を検知

 農家向けのIoT管理システムの開発・販売を行うThe Betterは、牛の健康管理サービス「LiveCare」を紹介した。韓国のIoT企業uLikeKoreaが開発し、The Betterは日本での展開を行っている。同サービスでは、バイオカプセルで牛の体温と活動量を計測。これらのデータをAI(人工知能)が分析することで、病気や発情・分娩の兆候を検知できるという。

 バイオカプセルは口から投与し、複数ある胃の中で最も大きい「第一胃」に入れる。カプセルはサトウキビ100%でできており、動物用医療機器の認定も得ているため、牛への体に害はないとしている。成牛用と子牛用(提供予定)があり、バッテリーの寿命は成牛用が5~6年、子牛用が1年だ。バッテリーが切れた場合は胃の中にそのまま入れておき、成牛では最大3本まで投与可能だ。

 LiveCareはアプリケーションで提供され、スマートフォンやPCに個体別の体温グラフや飲水回数を表示する。異変が検知された際はアラームが配信されるため、死亡リスクが低下したり発情・分娩管理における酪農家の負担が軽減されたりする。同サービスはブラジルやニュージーランドでも提供されており、5億以上のビッグデータを保有している。

 LiveCareでは「Microsoft Azure」でサーバーを構築している。異変の検知率は約98%だ。以前は他社のクラウドサービスを使っていたが、2019年12月にMicrosoft Azureに変えたところ分析効率が30%ほど向上したという。

 The Betterの担当者は「畜産動物の健康状態を可視化するサービスは他社でも提供されているが、デバイスを首や足首に付けるタイプが多い。一方LiveCareは体内に入れる分、破損のリスクやメンテナンスの必要性がない。今後は豚や羊など、他の動物にも展開していきたい」と語った。

最終更新:2/9(日) 10:45
ZDNet Japan

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