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「それだけは言ってほしくなかった」不登校だった母の内面、漫画に 描きたかった「逃げた先」にあるもの

2/13(木) 6:50配信

withnews

 「学校に行きたくない」。それは、不登校を経験した母親が恐れていた言葉でした。「娘には それだけは言ってほしくなかった」ーー。学校に行かなかったから困ったこと、負い目になっていること、過去の出来事に心を痛める中、娘を訪ねてきたスクールカウンセラーを通して、母の救いになったこととは……。マンガのSNSを運営するコミチとwithnewsがコラボし、「#ミライの学校」をテーマに作品を募集。大賞に決まったコジママユコさんの作品には、勉強する機会を守りたいという思いが込められています。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)

【マンガ本編はこちら】「それだけは言ってほしくなかった」不登校だった母の本当の気持ち 泣く娘を前に…

コジママユコさんの「娘と私の学校」

 「おかぁさん……がっこう…いきたくないよぅ…」

 娘が口にした言葉は、この漫画の主人公であるお母さんが、ずっと恐れていたものでした。戸惑いを隠しきれないまま、「学校行かないと将来大変だよ」と語りかけます。漢字や算数を引き合いに、「みんなが知っていることを知らないと 損することたっくさんあるんだよ」と娘を諭します。

 母の気持ちがこもるのは、自らが経験してきたことだからです。学校でいじめに遭い、不登校に。中学卒業後はバイトをしながら定時制の高校に通いました。しかし中卒の時給は安く、定時制高校でも勉強の遅れを実感し、居心地の悪さから遠ざかってしまったのでした。

 「本当は心理学の勉強がしたかった」秘めた夢も叶わず、授かった娘をひとりで育ててきました。

 そんな中、スクールカウンセラーの「水沢さん」が娘を訪ねてきます。「今はゆっくりお家で過ごしましょう」と話す水沢さんに、母は「でも先生 それじゃ将来…」と焦りをにじませます。

 「授業の遅れについては…オンラインで補いましょう」。水沢さんが提案したのは「オンライン学習」。実はこの作品の中では、年齢や国籍にかかわらず、さまざまな事情で学校に通えない人たちが、インターネットを通して教育を受けられるシステムが生まれていました。

 予想していなかった展開に、「たとえばですけど 私みたいな年齢でも?」と訪ねる母。笑顔で「はい」と答える水沢さんに、母は泣き崩れてしまいます。心の中にあった「学校なんかくだらない 大嫌いだった」という気持ちに向き合います。

 「でも 学校に行きたかった」

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最終更新:2/13(木) 12:00
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