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ドイツ最大与党、キリスト教民主同盟の党首が辞任 メルケル氏後継、白紙に

2/10(月) 22:58配信

毎日新聞

 ドイツの最大与党、キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー党首は10日、次期首相候補となるのを断念し、党首を辞任すると発表した。新首相候補の選出までは党首にとどまり、兼務する国防相の職務は2021年の総選挙まで続ける。21年の引退を表明しているメルケル首相の後継問題は白紙に戻った。

 辞任のきっかけとみられるのは、独東部テューリンゲン州の州首相に右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持を受けた自由民主党のケメリヒ氏が選出されたことだ。クランプカレンバウアー氏は反AfDの立場だが、テューリンゲン州議会のCDUはケメリヒ氏に投票し、AfDが支持した州首相の誕生を後押しした。

 AfDの力を借りての就任に批判が殺到し、ケメリヒ氏は就任後わずか1日で辞任を表明。クランプカレンバウアー氏には党を掌握しきれていないとの批判が高まっていた。

 クランプカレンバウアー氏は18年末、メルケル氏の後任として党首に就任。ただ19年の欧州連合(EU)欧州議会選挙や旧東独地域の複数の州議会選挙で党勢は大きく後退。政治的な失言も多く、首相候補としての人気は低迷していた。【ベルリン念佛明奈】

最終更新:2/10(月) 22:58
毎日新聞

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