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気乗りのしない誘いを断れない人へ。「自分との約束」で、無理なく断ろう

2/10(月) 18:00配信

CanCam.jp

人間関係とはなかなか難しいものです。

合う人とだけ一緒にいればいい話ではあるけれど、なかなかそうはいかないこともある。
特に、学校や職場など、自分が所属しているコミュニティのイベントには、気乗りしなくてもある程度参加しないと取り残されたような気持ちになる……。塩梅がなかなか難しいものです。

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今回は読者の方から寄せられたお悩み「職場のイベントが多すぎて疲れてしまったときの対処法」について、「精神看護学」や「ポジティブ心理学」を専門とし、「セルフ・コンパッション(※自分への思いやりのこと)」を研究テーマとしている東京医療保健大学の秋山美紀先生にうかがいました。


【今回のテーマ】職場のイベントが多すぎて人間関係に疲れました。
Q.会社の人とあまり深入りしたくないタイプなのですが、入った会社が飲み会はもちろん、土日にBBQなどのイベントごとなどがわりと頻繁にあり、それがとてもストレスです。かといって、行かなければ行かないで、自分だけが取り残された気持ちになってしまいます。仕事自体は楽しいのですが、この距離が近すぎる人間関係に疲れてしまいました。
自分に合う環境へ転職したほうがいいのか、楽しめるよう努力したほうがいいのか、うまい断り方を身につけるのがいいのか……どうするのがベストなのでしょうか。



A.「自分との約束の日」をつくりましょう。
土日のイベント、というと、お休みの日ですよね。お休みの日は自分のために使っていいのは、当然のことですよね。

もし、お休みの日に、あなたの大切なお友達に、あなたがずっと観たかった映画に誘われたらどうしますか? その場合は、あなたはもちろん大切なお友達の誘いを受けて、その日は大切な友達のために取っておいてあげるはずです。

その「友達と映画に行くと約束した日」に、職場の同僚に「この日空いてる?」とBBQに誘われたとしたら、あなたはきっと「ごめんね、その日は仲のいい友達と映画に行く約束をしているの」……と具体的に伝えるかはわかりませんが、いずれにせよ、先約があることを理由に断ると思います。

それと同じように「この日は、私が私と約束した日」を作ることをおすすめします。そして堂々と手帳に「約束の日」を書いておくのです。

そうすると、同僚に「この日空いてる?」と聞かれても「ごめんね、その日は先約があるの」と断ることができるようになります。うしろめたいことは何もありません。この日は「自分との約束の日」なのです。自分の大切な友達に思いやりを持つことと同じように、自分にも思いやりを持って、自分との約束を守り、自分を大切にして心も体も休めてあげましょう。
もちろん、何がなんでもその約束を守らなければいけないということはなく、「心から」自分との約束よりも優先したいことに誘われた場合は引き受けて問題ありません。



もしも自分との約束を優先することによって、月曜に出勤した際に「ちょっと取り残された気持ちになったなあ」と思ったら、その次のお誘いは引き受ければよいのです。毎回毎回参加しなくても、何回に1回くらいの割合で出席していれば、つかず離れずの距離を持ってお付き合いしていくことができると思います。



せっかくの休日まで人に合わせる必要はありません。もっと自分自身に優しくしてよいのです。この自分自身への思いやりを「セルフ・コンパッション」といいます。

どうか、嫌がる自分をむりやり職場のイベントに連れていくことはせずに、気が進まないときは「わかった。本当はひとりでいたいんだよね」と、自分の気持ちを聞いて、自分を尊重してあげましょう。



▼お話をうかがったのは…
東京医療保健大学 医療保健学部 准教授 秋山美紀先生
保健学博士、看護師、保健師
精神看護学・ポジティブ心理学を専門とし、「セルフ・コンパッション」を研究テーマとしている。

構成/後藤香織

最終更新:2/10(月) 18:00
CanCam.jp

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