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ダム決壊事故で流されたラオスの村に幼稚園 沖縄の高校生が集めた寄付で再建

2/10(月) 6:10配信

沖縄タイムス

 【ラオスで川野百合子】ラオスのアタプー県サナムサイ郡ターセンチャン村で7日、沖縄県内の高校生らが集めた約418万円で建設した幼稚園が完成し、引き渡し式があった。ターセンチャン村は、2018年7月にダム決壊事故で被害に遭い村ごと移転した。施設の完成に村人や子どもたち、行政の関係者らが喜び、沖縄の高校生や県民の善意に感謝した。

 ターセンチャン村は18年7月23日、建設中だったダムが決壊し、濁流や流木で家や学校が壊され、人が流されるなど、甚大な被害を受けた。同村を含めた周辺6村の死者・行方不明者は90人に上るという。被災6村は4村に再編され、移転を余儀なくされた。

 災害当時、国際協力を学ぶためラオスを訪れていた県内の高校生らが、帰国後に被災地支援として学校建設を計画。県内で寄付を募り、最終的に418万円余りが集まった。

 幼稚園は昨年11月18日から建設が始まり約2カ月で完成。広さ112平方メートルの平屋で2部屋がある。ラオス南部の山の麓に住む少数民族「オイ族」の5歳児らが小学校入学前の1年間、うまく話すことができないラオス語の基礎を学ぶ。

 高校生らとラオス側の間に立ってサポートしたコープおきなわの石原修ラオスプロジェクトマネージャーらが7日、引き渡し式に参加。高校生らが中心となり建設費用を集めたことを説明した。

 完成した幼稚園に隣接する小学校のポー・リヤンニャンワォンサー校長(40)は「被災後、悲しい日々が続いてきたが、沖縄の若者を中心に私たちのことを考えて行動してくれた。次の世代に伝え、友好にもつながっていけば」と感謝した。

最終更新:2/10(月) 6:10
沖縄タイムス

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