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特急の運転士はベテランなのか? 普通列車と特急 運転が難しいのはどっち?

2/11(火) 14:00配信

乗りものニュース

種別・車両によって決められた制限速度の違い

 数多く走る列車のなかで、ファンから注目を集める特急列車。JRでは「サンライズ瀬戸・出雲」「サンダーバード」「ソニック」、私鉄だと小田急電鉄の「ロマンスカー」、南海電鉄の「ラピート」など、特に有料特急は花形で、その事業者の顔ともいえるでしょう。

【写真】運転士の乗務スケジュール

 かたや普通列車といえば「遅い」「古い」と、特急などの優等列車に比べると少し地味な印象は否めませんが、縁の下の力持ちとして日々の旅客輸送を支えています。どちらも列車という点は同じですが、では、列車によって運転方法に違いはあるのでしょうか。

 特急と普通の運転方法の違いはいくつか切り口がありますが、分かりやすいのは制限速度です。まず路線ごとに最高速度が決まっており、さらにカーブや勾配、分岐器の状態など様々な条件により、区間ごとで制限速度が細かく決められています。

 それに加えて列車種別ごとにも最高速度が設定されています。特急列車がその区間の最高速度で運転されることは想像がつきますが、普通列車は同じ区間でも、特急と比べて制限速度が低く設定されている場合が多いのです。実際、駅を発車して最高速度まで達するにはある程度の時間がかかるわけですから、次の駅に停車する普通列車はそこまで速度を出す必要もありません。

 また、車両によって設計最高速度が異なる場合があります。特急は読んで字のごとく、速達性が重視されていることが基本なわけですから、おのずと車両の設計最高速度も高くなります。

「普通列車」の運転は意外と難しい

 では難易度に違いはあるのでしょうか。一般的な印象としては、普通列車より特急列車の方が格上で高速のために運転も難しいのではないかというイメージがあるかもしれません。しかし、本当にテクニックが必要になるのは、実は普通列車の運転であるともいわれています。

 ATO(自動列車運転装置)運転などを除けば、運転士の技術が最も問われるのは駅停車時のブレーキです。いかに乗り心地良く、衝撃がなく停車できるかは運転士の腕の見せどころでもあります。その停車機会の分だけ技量が問われるシーンがあるわけですし、「どのようにブレーキをかけるべきか」と都度考える分、普通列車の運転は難しいといえるでしょう。

 特に、快速や急行などほかの種別も走っている路線では、運転士の誤認により、普通列車を運転しているにもかかわらず、停車駅を通過するリスクも高くなります。

 あわせて普通列車は、複々線区間を除けば次の通過・待ち合わせ駅まで、優等列車に追われる立場でもあります。つまりこの普通列車が遅れれば、後続の列車も遅れる可能性があるため、なるべく後続に影響を出さないよう定時で運転したいものです。鉄道運行の根幹は、普通列車が握っているといっても良いくらい、普通列車はタイムキーパーのような役割を担う重要なポジションなのです。

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最終更新:2/12(水) 10:38
乗りものニュース

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