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太平洋横断の全盲セーラーに「植村直己冒険賞」 天草市出身の岩本さん

2/12(水) 21:07配信

熊本日日新聞

 優れた冒険家に贈られる「植村直己冒険賞」の発表会が12日、東京都内であり、小型ヨットで太平洋横断に成功した全盲セーラーの岩本光弘さん(53)=熊本県天草市牛深町出身、米国在住=が選ばれた。

 岩本さんは、米国人男性とのペアで2019年2月25日に米西海岸を出発し、同4月20日に福島県いわき市に到着。健常者と組んでヨットを操る「ブラインドセーリング」での無寄港太平洋横断に世界で初めて成功した。

 発表会で岩本さんは、「見えないことを言い訳にせず、『やる理由』を言い続けることで夢のサポーターを増やしてきた」と強調。失敗に終わった13年の初挑戦も振り返り、「試練には必ず意味がある。苦労するほど、その先の感動は大きくなる」と子どもたちにエールを送った。

 当面、講演活動を通して経験を伝える考えというが、「自分に素直に生きたい。時間がたてば新たな冒険心が芽生えるかも」と笑顔を見せた。

 同賞は、故植村直己氏の出身地の兵庫県豊岡市が主催しており、24回目。(並松昭光)

最終更新:2/12(水) 21:30
熊本日日新聞

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