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マルチ商法処分の元幹部との写真 首相「その人物を存じ上げぬ」 野党質問に関係否定

2/12(水) 20:59配信

毎日新聞

 首相主催の「桜を見る会」に、仮想通貨(暗号資産)を使ったマルチ商法で消費者庁から行政処分を受けた「48(よつば)ホールディングス(HD)」(札幌市)の元幹部が参加したとして、野党側が12日の衆院予算委員会集中審議で追及した。元幹部との記念撮影に応じた写真の存在を指摘された安倍晋三首相は「その人物を存じ上げない」と個人的関係を否定した。

 元幹部は、48HDの代表取締役だった淡路明人氏。川内博史氏(立憲民主党)が、2016年の桜を見る会前日に開かれた後援会主催の前夜祭で、首相夫妻と記念撮影したとする報道を基に、写真を示して質問した。安倍首相は「(写真は)前夜祭かどうか定かでない。どこで撮られたのかは分からない」とし、妻昭恵氏との関係も「確認したが、存じ上げないということだった」と答弁した。

 淡路氏の代理人弁護士は12日夕までの取材に「淡路氏は桜を見る会と前夜祭に出席した記憶はある」とした。ただ、出席した年や首相夫妻との写真撮影の記憶ははっきりしていないといい、「(淡路氏は)『知人に頼まれ、出席できなくなった人の代わりに参加した』との趣旨の話をしている」と説明した。

 また、桜を見る会で淡路氏と写真撮影したと指摘された菅義偉官房長官も、12日午後の記者会見で「この人も会社も全く承知していない」と述べた。

 ◇消費者庁が17年取引停止命令

 消費者庁によると、48HDは17年10月、特定商取引法違反(不実告知など)で3カ月間の一部取引停止命令を受けた。16年9月~17年6月、暗号資産の値上がりが確実かのように説明するなどして約192億円を売り上げたとされ、17年7月末時点で約3万5000人と契約していた。【岡大介、千葉紀和、曽田拓】

最終更新:2/12(水) 20:59
毎日新聞

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