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禁断の恋愛映画『Red』のヒロインを取り巻く3人の男…妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗

2/12(水) 18:20配信

大手小町(OTEKOMACHI)

ずっと塔子のことばかり考えていました

直木賞作家・島本理生さんの長編小説を映画化した『Red』が2月21日(金)に公開されます。誰もがうらやむ夫とかわいい娘がありながら、10年ぶりに再会した元恋人に心を揺さぶられた女性の恋愛模様が美しく官能的に描かれています。主人公の村主塔子役を夏帆さんが演じ、塔子の元恋人・鞍田秋彦役を妻夫木聡さん、塔子に好意を寄せる職場の同僚・小鷹淳役を柄本佑さん、塔子の夫・村主真役を間宮祥太朗さんがそれぞれ演じています。妻夫木さんと柄本さん、間宮さんに、撮影のエピソードや映画の見どころなどについて聞きました。

ずっと塔子のことばかり考えていました

―――妻夫木さんの演じた鞍田は、言葉で語るより、たたずまいやまなざしで表現することが多かったように思いました。どのように鞍田にアプローチしましたか。

妻夫木 台本を最初に読んだときは、「このときはこういう顔をしよう」とか、どう演技するかを頭で考えていたんです。でも、役づくりをしていく中で、そういう思いが一切消えていきました。ただ塔子を見つめて、塔子に寄り添うことをイメージしました。撮影中は、ずっと塔子のことばかり考えていました。

―――鞍田は建築家という設定で、塔子と二人で理想の家の模型を作るシーンがありました。二人の距離がぐっと近づいて、どんどん気持ちが寄り添っていく感じがしました。

妻夫木 設計事務所で塔子が隣に座ったとき、すごくドキドキしたんです。何かに没頭しているときは、余計なことを考えないから、純粋にこの人と「窓から見える同じ景色を見ていたい……」という気持ちが出たんじゃないかな。遊園地でデートするより、二人で模型を作る方がずっと楽しい。そういう思いをたっぷり演じました。

―――小鷹は一見、軽そうですが、思いやりと気配りのある奥深い男性。塔子の心を開いていくキーマンでした。柄本さんは小鷹のイメージを広げるために工夫したそうですね。

柄本 妻夫木さんと夏帆さんの関係がどんどん深くなっていくので、小鷹は抜けの良い、軽やかな感じを出したいと思いました。鞍田とは対照的なタイプなので、髪の毛をクルクルにしました。イメージは漫画『スラムダンク』の宮城リョータです。女の子にもてないけど、憎めなくて、なぜかみんなに愛される。

妻夫木 小鷹はすごく難しい役なんです。薄っぺらく見えそうなところを、柄本さんは地に足が着いているように、ギリギリのところで演じている。塔子と遊んでやろうとしているようで、本当に恋しているようにも見える。

柄本 そう言っていただくと、すごくうれしいです。妻夫木さんとは、久しぶりの共演でした。元々、妻夫木さんの大ファンだったので、目と目を見合わせて芝居するのが怖かった。今回、同じシーンは少なかったですけど、妻夫木さんが一言話すと、世界が広がる感じがするんです。前回の共演のときより、さらに深みが増したというか。

―――間宮さんが演じた真は、一流商社に勤務し、家庭を大事にする申し分のない夫。でも、実はマザコンで独りよがりという難しい役でした。食事やワインの飲み方などの品が良くて、真の育ちの良さを感じました。

間宮 所作はキレイな方がいいなと意識はしました。ただ、塔子とすき焼きを食べるシーンは、少しだけ下品さを出したくて。例えば、真はすき焼きの肉ばかりを食べ続けます。ちょっと下品に感じませんか? 僕は個人的に、鍋で肉だけ食べ続ける行為が許せないんです(笑)。それから、卵をかき混ぜる音が、見ている人のカンに触るといいなと。真の身勝手な内面がにじみ出るよう意識しました。

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最終更新:2/12(水) 18:20
大手小町(OTEKOMACHI)

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