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1ドルが15ドルに──ブロックチェーンの売上はクラウドの売上につながる:IBMバイスプレジデント

2/12(水) 12:30配信

CoinDesk Japan

法人向けブロックチェーンはIBMにとって、売り上げの触媒になっている。ブロックチェーン担当バイスプレジデントのジェリー・クオモ(Jerry Cuomo)氏は語った。

1ドルが15ドルに

「さらなるお金を引き出している」とクオモ氏は述べた。

「ブロックチェーンに実際に費やされたお金の直接的な貢献を見ると、ブロックチェーンへの1ドルの支出は、他のクラウドサービスへの15ドルの支出を引き出している」

この概算からはIBMが現在、ブロックチェーンをどう捉えているかを知ることができる。クオモ氏の概算は、IBMが法人向けブロックチェーンを同社の広範なクラウドサービスに関連付けようとしているなかで生まれた。

一部のコメンテーターは、この動きを分散型台帳技術(DLT)、いわゆるブロックチェーンにまつわる誇大広告が消え去った後の優先順位の変更、あるいは統合と位置づけている。

「ブロックチェーンは新しい法人向けアプリケーション。アプリの現代化、クラウド・ネイティブなアプリ、データや分析といった流れに対応している。こうしたことすべてに関わっている」

そうしたことから、ブロックチェーンソリューションにおけるブロックチェーン技術の割合は全体の20%のみとクオモ氏は語った。残りの80%は他の技術が占めている。

IBMの戦略

全体像はIBMのビジネス戦略の構造変化に関わっている。2019年にオープンソフトウエア大手レッドハット(Red Hat)を340億ドル(約3兆7000億円)で買収したことは成果があったようだ。

2019年第4四半期決算はアナリストにも予想外の成長となった。クラウドおよびコグニティブソフトウエア部門の売上高は6%増、レッドハットは売上高は24%増となった。

加えてIBMは、CEOのジニー・ロメッティ(Ginny Rometty)氏が退任し、新CEOにクラウドおよびコグニティブソフトウエア部門の責任者でレッドハット買収の中心人物であるアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)氏が就任すると発表。クリシュナ氏は4月6日、正式にCEOに就任する。

IBMの戦略変化に関してクオモ氏は、IBMは「ハイブリッドクラウドにきわめて積極的に投資している」と述べた。

ハイブリッドクラウドは、自社運用のサーバー、プライベートクラウド、パブリッククラウドを組み合わせたもの。ユーザーはそうしたプラットフォームの違いを意識することなく業務を行うことができる。マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、その市場規模は約1兆2000億ドル(約130兆円)にのぼる。

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最終更新:3/9(月) 19:45
CoinDesk Japan

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