ここから本文です

谷口由紀女流三段、里見香奈女流名人に完敗…爪痕残せず「またこの舞台に戻ってきたい」

2/12(水) 6:00配信

スポーツ報知

 将棋の「第46期 岡田美術館杯 女流名人戦」(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=ユニバーサルエンターテインメント、協賛=トラベルシリウス、写光レンタル販売)の5番勝負第3局が11日、岡山県真庭市の湯原国際観光ホテル菊之湯で行われ、後手の里見香奈女流名人(27)=清麗、女流王位、倉敷藤花=が94手で挑戦者の谷口由紀女流三段(26)に勝ち、3連勝で女流名人を防衛した。

 谷口は爪痕を残せなかった。ストレート負けの全3局で、王手をかけたのは第2局序盤の角交換時の1回だけ。「5番勝負を盛り上げることができなかった」と挑戦者は言葉を絞り出した。

 勝負気配は上々だった。過去2度の里見とのタイトル戦でも1勝(4敗)しかしておらず「里見さんに勝ちたい。それだけ」と練りに練った▲5六歩は約4年ぶりに指した初手。意表を突いて「序盤は作戦通り」と手ごたえをつかんだが、昼食休憩明けから「少しずつ模様が悪くなった」と、知らぬ間に差を付けられた。それでも「精いっぱい準備してきたものは出し切れたかなと思う」。自分に言い聞かせるように話した。

 雪辱には4月からの過酷なリーグ戦を再び突破するしかない。「気持ちを新たに、またこの舞台に戻ってきたい」。終局後、ファンの前であいさつし、大きな拍手を浴びた女流棋界のスター。来年こそ花を実に変えてみせる。(筒井 政也)

報知新聞社

最終更新:2/12(水) 6:00
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事