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戸田恵子、ベトナムの民族楽器・トルンの魅力を語る

2/13(木) 11:30配信

ニッポン放送

女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、ベトナムの民族楽器・トルン奏者の小栗久美子がゲスト出演。日本ではまだ珍しい、トルンの魅力や楽器との出会いを語った。

トルンはベトナムの民族楽器で、長さの異なる竹の棒を縄はしごのように糸でつないだ、木琴に似た打楽器。竹製のバチでたたいて演奏すると、素朴な優しい響きがする。トルン演奏家は世界でも珍しいが、そんな楽器の魅力や、トルンとの出会いを語った。

戸田:初めてトルンを見たんですけど、竹で作られたヨットの帆のような形で。この楽器についてご説明していただけますか?

小栗:ベトナムという国は全体で54民族いると言われているんですけれど、このトルンという楽器は少数民族の文化で、ベトナムの中部高原と言われる所にタイグエンという地方があって、そこに住むたくさんの民族の間で始まった楽器です。

戸田:ほう。

小栗:元々は竹筒を数本並べて、縄はしごのように繋いで、それを木に吊るしたり、一人が持ちながら一人が弾いたりと二人で弾くスタイルなんですけど、それが1970年代とかその頃にベトナムの首都・ハノイで音楽科の先生によって改良され、大きな楽器になり、全国的に広まったと言われています。

戸田:これ、1メートル以上ありますよね?

小栗:大きさはオーダーメイドというか、演奏者の高さに合わせて作ることができるんです。

戸田:楽器をたたける範囲内の大きさじゃないと、弾けないですもんね。

小栗:そうですね。

戸田:トルンというか、ベトナムとの繋がりは?

小栗:元々、マリンバを12~13歳くらいから習っていて、師匠である北原千鳥先生という方が中国におけるマリンバの歴史を作ったような方なんですけど、日中の交流でマリンバ交流を毎年していたんです。演奏家を連れて中国へ行かれていて、私も習い初めて数か月という時から連れて行っていただいて、中学生高校生の頃は毎年中国に行ってマリンバの合奏とか、交流をして。

戸田:うんうん。

小栗:その時、言葉を話せなくても、音楽ってコミュニケーションができるんだな、壁を越えるんだな、という経験とか、初めて海外に行った時のカルチャーショックを子供なりに受けて、異文化に興味を持つようになりました。語学とか文化にも興味を持つようになって。

戸田:うんうん。

小栗:大学生の時に同期と縦断旅行をした時、ホーチミンの街角の楽器店で出会ったのが自分の腰の高さぐらいの小さなトルンで。なんか弾いてみたら凄くいい竹の音色で、ちょっとやってみたいなと思ったのがきっかけで。シンプルな作りだったから簡単だろうと思って習いに行ったら、このスタジオにあるような複雑な楽器がドンとあって。

戸田:ほお。

小栗:楽器を見たこともないのに習いたいって言ってしまった学生だったんですよ。

またこの日の放送では、小栗がトルンの生演奏も披露。収録前に楽器に触れさせてもらったという戸田が「ちょっと触らせてもらいましたけど、全然簡単じゃない! 当たり前ですけどね(笑)。すごい体を使う楽器なんだなと思いました」と語り、「日本でまだまだ知られていない楽器だと思う。ぜひみなさんも時間があれば。“ホルン”じゃなくて、トルンです! 機会があったらライブに行って聞いてみてください」とアピールした。

最終更新:2/13(木) 16:06
ニッポン放送

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