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複雑な塗布作業でも簡単にティーチングできる、ユニバーサルロボットがデモ展示

2/13(木) 8:35配信

MONOist

 ユニバーサルロボットは「第4回ロボデックス」(2020年2月12日~14日、東京ビッグサイト)で、同社の協働ロボット「UR3e」による塗布作業のデモなどを展示中だ。塗布作業の動作デモが公開されるのは、国内では今回が初めてとなる。

複雑な形状のワークでも、塗布作業のティーチングを効率的に行える[クリックして拡大]

 ブースではハンド部分にディスペンサーを装着したUR3eが、凹凸のあるワークにグリスや接着剤などをイメージした液体材料を塗布していく様子が展示されていた。

 これまで、ロボットを使って複雑な形状をもつワークに液体を塗布するためのティーチングでは、あらかじめ「ワークの表面に点を1つずつ取る」「点同士を結ぶ曲線を描く」などワークの形状に合わせて手作業で入力する必要があった。一方、同社が開発したアプリケーションには、ワークの形状をCADデータとして取り込む機能が搭載されており、これにより、ティーチング作業の手間を削減できるという。「塗布だけでなくバリ取りなど、ワークを『なぞる』作業全般のティーチング作業を省力化できる」(ユニバーサルロボットの説明員)。

 展示ブースには、無人搬送車(AGV)や自律型モバイルロボット(AMR)に搭載可能なモデル「OEM DC Model UR5e」も展示されていた。アーム部分は同社の協働ロボット「UR5e」と同一だが、UR5eに比べてコントロールボックスのサイズが半分以下とコンパクトになっており、AGVやAMRへの搭載を意識した設計となっている。また、据え置き型のUR5eが一般的なAC電源から給電するのに対して、AGVのバッテリーからの給電で動作するOEM DC Model UR5eはDC電源での駆動に対応しているという違いもある。

 「現在AGVの活用方法は、人間が載せたワークをAGVが別ラインの人にただ単に渡しに行くというものが主流だ。だが協働ロボットのアームを組み込めば、次に生産する製品に合わせてねじやボルトなどのキットをAGVの車両上で作り、ラインに届けることも可能になる」(同説明員)。

 なお、今回の展示でUR5eが搭載されていたAGVは、ユニバーサルロボットと同じく米国テラダイン傘下のMiR(デンマーク)製だったが、「メーカーにかかわらず組み込み可能な設計なので、既に導入済みのAGVに追加で協働ロボットを搭載したい、というニーズにも応えられる」(同説明員)という。

MONOist

最終更新:2/13(木) 8:35
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