ここから本文です

「蜜蜂と遠雷」石川慶が毎日映画コンクール3冠喜ぶ「賞に恥じない映画を作りたい」

2/13(木) 19:14配信

映画ナタリー

第74回毎日映画コンクールの表彰式が本日2月13日に神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで実施され、「蜜蜂と遠雷」でメガホンを取った石川慶らが登壇した。

【写真】石川慶(メディアギャラリー他11件)

「蜜蜂と遠雷」が日本映画大賞をはじめとして監督賞、スポニチグランプリ新人賞の3冠を獲得した石川は「この賞に恥じないような映画をこれからも作っていきたいです」と意気込む。日本映画優秀賞を授けられた「新聞記者」の監督・藤井道人は「これからも日本映画にしっかり貢献できるよう精進していきます」と思いを述べ、「半世界」が脚本賞、女優助演賞、録音賞を受賞した阪本順治は「初日を迎えて演技を見て、これは成功したなと思いました」と夫婦役を演じた稲垣吾郎と池脇千鶴のがんばりをたたえる。

アニメーション部門では渡辺歩の「海獣の子供」がアニメーション映画賞、川尻将由が手がけた「ある日本の絵描き少年」が大藤信郎賞を受賞した。渡辺は久石譲らスタッフの名を挙げて「あなたの映画です」と感謝を述べていき、同賞に憧れていたという川尻は、過去の受賞者に触れて「先人たちがこれだけ実験的なことをやっているのだから、僕たち新しい世代は果敢に新しい表現に挑戦すべきだと思ったんです」と制作に至るまでの心境を明かす。ドキュメンタリー映画賞の「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋」の監督・伊勢真一は「遠藤と彼の介助者たちがどういう思いで今を生きているかを、1人でも多くの人に観てもらうことに意味があると思っています」と力強く話し、伊勢とともにステージに上がった遠藤は「ありがとうございます」と挨拶した。

「ある船頭の話」で撮影賞に輝いたクリストファー・ドイルは「監督のオダギリジョーさんが『もっと引きで』と言うのですが、僕はこれまで引いて撮ったことがなかったんです。どんどん引いていくと役者さんが見えなくなって(笑)。ですから、この映画は携帯電話ではご覧にならないでください」とジョーク交じりに撮影エピソードを披露。特別賞の宮本まさ江は「あの世に行かれた監督、役者さん、スタッフに支えられました。この世にいる方ともいろんな作品をまだまだやれたら」と茶目っ気たっぷりのコメントで来場者を笑わせた。

毎日映画コンクールは、毎日新聞が“東京日日新聞”と称していた1935年から始まった「全日本映画コンクール」を前身とする映画賞。受賞作品および受賞者の詳細は下記の通り。

■ 第74回毎日映画コンクール 受賞結果
□ 日本映画大賞
「蜜蜂と遠雷」

□ 日本映画優秀賞
「新聞記者」

□ 外国映画ベストワン賞
「ジョーカー」

□ 男優主演賞
成田凌「カツベン!」

□ 女優主演賞
シム・ウンギョン「新聞記者」

□ 男優助演賞
吉澤健「凪待ち」

□ 女優助演賞
池脇千鶴「半世界」

□ スポニチグランプリ新人賞(男優)
鈴鹿央士「蜜蜂と遠雷」

□ スポニチグランプリ新人賞(女優)
関水渚「町田くんの世界」

□ 田中絹代賞
風吹ジュン

□ 監督賞
石川慶「蜜蜂と遠雷」

□ 脚本賞
阪本順治「半世界」

□ 撮影賞
クリストファー・ドイル「ある船頭の話」

□ 美術賞
磯田典宏「カツベン!」

□ 音楽賞
RADWIMPS「天気の子」

□ 録音賞
藤本賢一「半世界」

□ アニメーション映画賞
「海獣の子供」

□ 大藤信郎賞
「ある日本の絵描き少年」

□ ドキュメンタリー映画賞
「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋」

□ TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門
「凪待ち」

□ TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 外国映画部門
「ジョーカー」

□ 特別賞
宮本まさ江(衣装)

最終更新:2/13(木) 19:14
映画ナタリー

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ