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「早く下りたい」 高齢者から歓迎の声 クルーズ船・新型肺炎

2/13(木) 20:06配信

時事通信

 新型コロナウイルスへの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、政府が80代以上の一部の人を早期下船させる方針を示した13日、船内の高齢者からは「下りられるなら早く下りたい」と歓迎の声が上がった。

 ただ、ほとんどの乗客は引き続き船内待機を強いられる見通しで、「先行きが見えない」と疲労をにじませる人もいた。

 クルーズ船で何度も旅行をしているという女性(85)は、政府方針が発表された直後、取材に対し「正式な連絡は何も受けていない。大事な発表を聞かされるのはいつも船の外からだ」と不満を口にした。

 検疫で船が横浜港に停留して以降、ベランダで外の空気を吸ったり、ラジオ体操をしたりしながら過ごしている。持病の薬は毎日飲んでいるが、「体調はいい」と話す。

 女性は「下りられるものなら早く下りたい」と望む一方で、「下船後、どこでどのように過ごすのか分からない」と不安も口にする。船内で感染者が日に日に増加する中、「船に残るのも心配。どうしたらいいのか分からない」と困惑した。

 妻と乗船する高田兼二さん(71)は「80歳以上」という早期下船の対象になっておらず、しばらくは船内での滞在を余儀なくされる見通しだ。

 クルーズ中は食べたい料理を自由に選べる生活だったが、現状はほぼ決められた料理が提供されるのみ。「あまりに落差が大きい」と不満を口にする。食欲は乏しいが、食事をしっかりと取らないとウイルスへの抵抗力が落ちると心配しており、「もう疲れた。先が見えないのがつらい」と語った。 

最終更新:2/13(木) 20:16
時事通信

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