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彼女は、街ゆく人に「コロナ」と言われた。日本人が受けた差別の現実

2/13(木) 6:38配信

BuzzFeed Japan

感染が広がる新型コロナウイルス(正式名称:COVID-19)。世界で問題視されているのが、アジア人差別だ。【BuzzFeed Japan/籏智 広太】

フランスではアジア系の人に対する嫌がらせを受け、「私はウイルスじゃない」というハッシュタグが拡散。ニューヨークの地下鉄では、マスク姿のアジア系女性が暴行を受けた動画がネット上にアップされ、警察は「ヘイトクライム」(憎悪犯罪)の可能性があるとして捜査をはじめた。

日本でも中国人の排除を訴えるようなネット上の書き込みが散見されるが、ひとたび国を越えれば、そうした差別は他人事ではない。ヨーロッパに暮らし、実際に被害を受けたという日本人女性に話を聞いた。

「スーパーマーケットに入店すると周囲の視線を一斉に受けます。すれ違いざまに『中国人、コロナウイルス』とだけ言って去った人がいました」

そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは東欧・ジョージアに暮らす日本人女性だ。「現地でコロナウイルスの報道が急に多くなった」1月末ごろから、差別を実感するようになったという。

「私の場合は入店拒否などをされることはなく、主に指をさされながら『中国人』『コロナウイルス』と周囲を巻き込んで言われます。1日に1回は必ず、そうしたことがあります」

「私は現地に居住しています。人と文化と自然が素敵で大好きになり、自分が信用したいと思った場所だったので、見た目のみの情報という偏見で排除されるような言葉を投げかけられたことが残念で仕方がなかったです」

そうした声をかける人の多くのは30~50代の男性だという。「女だから弱く見られてるのかもしれません」。現地の言葉がわかる女性は、直接言い返したこともあった。

「すれ違いざまに言われた後、追いかけながら呼び止めて話しました。『失礼、それはどういうつもりで言ってますか?』『自分が外国で国籍を理由に侮辱されたらどう思いますか?』『家族が傷つくとも思わない?』と」

「相手の方はオロオロしながら最初は『なんのこと?』と知らないふりをして逃げようとしていて。歩きながら続けていると『ごめんよ、ごめんよ、お嬢さん』と謝ってくださいましたが、質問には答えてもらえませんでした。軽い気持ちで言ったのでしょうが、それが残念でした。言葉に対する責任がなければ、考えもない」

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最終更新:2/13(木) 6:38
BuzzFeed Japan

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