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ソフトバンク王会長と秋山前監督を熱血指導させた育成3年目の20歳

2/13(木) 7:31配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク春季キャンプ(12日、宮崎・生目の杜運動公園)

 福岡ソフトバンクの育成3年目、砂川リチャード内野手(20)が、13日の紅白戦初戦での「一発回答」に照準を合わせた。11日に通算868本塁打を誇る王貞治球団会長(79)、12日には前監督で通算437本塁打の秋山幸二氏(57)=本紙評論家=の熱血指導を受け、早期の支配下登録を目指す巨漢はやる気満々。偉大な2人の“アーチスト”に「1305発イズム」を注入された大砲候補のバットが注目される。

【写真】マリナーズ傘下でプレーする育成砂川の兄ジョーイさん

■「感覚良くなりました」

 雨の宮崎でいきなり「秋山塾」が開講した。通算437本塁打を誇る“アーチスト”のホークスキャンプ訪問初日。育成3年目の砂川が熱視線を浴びてフリー打撃に臨んだ。その前後には計30分間にわたり、身ぶり手ぶりを交えた秋山氏の直接指導を受けた。

 「左肩でボール(の方向)に入っていく感覚や下半身の使い方を教えてもらいました」。20歳の大砲候補生は声を弾ませた。体の開きを抑えるための左肩の使い方に加え、下半身で動きに切れを出す方法を教わったが、「秋山塾」はこれでは終わらなかった。

 全体練習後。ブルペンで素振り中だった砂川は再び直接指導を受けた。ここではティー打撃を行い、秋山氏から「いいよ」と声を掛けられながら、約30分間のスイング。計1時間に及んだ濃密指導に「打撃の感覚がめちゃくちゃ良くなりました」と納得の笑みだ。

 前日11日に宮崎を離れた王球団会長にも金言を授かった。11日のメイン球場での打撃練習後、最後まで熱心に見守った世界の本塁打王に「スイングの力を付けるなら素振りが一番いいぞ」とアドバイスされた。通算868本塁打の原点ともいえる言葉を、その場で胸に刻み込んだ。

 砂川も素振りの重要性は理解している。「短く鋭い『バッ』という音が出るときは、無駄な力の抜けたいいスイングができている証拠。状態のバロメーターになる」。11日から居残り素振りを行い、12日に秋山氏とブルペンで“再会”したのもその最中だった。

 王会長と秋山氏が放った本塁打は計1305本。「あれだけすごい2人に教えていただいて、本当にありがたい」。この感謝の思いは、13日から始まる紅白戦で存分に表現する。自身初のA組スタートを切った砂川にとって、生き残りも懸かった大事な実戦だ。

 目標とする早期の支配下登録をアピールできる舞台でもある。「もともとはA組に上げてもらった立場。それを守ろうとしても仕方がない。結果を気にせず、思い切ったフルスイングをしたい」。自慢の飛距離を見せつけての「一発回答」を狙っている。 (長浜幸治)

西日本スポーツ

最終更新:2/13(木) 7:31
西日本スポーツ

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