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「なかったことにはさせない」聖マリアンナ医科大宛てのオンライン署名に2万筆超

2/13(木) 17:26配信

BuzzFeed Japan

聖マリアンナ医科大学が医学部の入試で、女性や浪人生の点数を減点していたと、第三者委員会が報告書で発表し、批判が巻き起こっている。
オンライン署名のchange.orgでは、第三者委員会の報告を認めて、入試における差別について謝罪するように、聖マリアンナ医科大学に求める署名が立ち上がった。2月13日までに約1カ月間で2万6千筆以上が集まっている。【 BuzzFeed Japan / 冨田すみれ子 】

「一律の差別的扱いが行われていたと認定」

change.orgのオンライン署名では、聖マリアンナ医科大学に対し、「入試における差別行為を行なったこと」と「差別行為を行なったと認めなかったこと」の2点について謝罪し「然るべき対処・処罰」をするよう求めてる。

現時点では、大学側は、入試で差別があったことを認めたり、それに対する謝罪をしていないからだ。

同大は2019年3月、医学部医学科の入学選抜に関する第三者委員会を設置し、2020年1月、第三者委員会は報告書で「性別・元浪区分という属性を理由とする一律の差別的扱いが行われていたと認定した」と指摘していた。

第三者委員会は、差別的扱いを指摘した上で、「男性や若年受験生を優遇するということが二度と生じないような抜本的な意識改革にも併せて取り組んでいくことが重要である」と結論付けていた。

大学は「属性による一律の取扱いの差異や恣意的な取扱いを指示したことはなく、評価者もその様なことはしていないことから、差別の認識はないことを説明して参りました」とした上で、第三者委員会の指摘を受けてもなお、「一律機械的に評価を行ったとは認識しておりません」と説明していた。

さらに、委員会が指摘したような差別に対する謝罪などはしておらず、「受験生をはじめ関係者の皆様」に対して、「心配をかけたこと」についてのみ「心よりお詫び申し上げます」と謝罪している。

「構造的差別の氷山の一角」

署名を立ち上げた女性は、BuzzFeed Newsに対し、こう語る。

「数少ない誰しもに与えられる『公正な機会』である入試という場ですら、こうした度重なる差別的な不正がおき、酷いジェンダーギャップが可視化されました。そして、それを開き直り逃げ切ろうとすれば、できてしまうかもしれない状況に、黙っていられませんでした」

今回の件に関しては、「山のようにある構造的差別の氷山の一角がたまたま目に見える『出来事』として現れたに過ぎません」と話す。

世間では「女性差別なんてない」、そして男性も「自分は差別なんてしたことないのに」と考える人も多いかもしれないとした上で、日本社会には「構造的な不公正」があると指摘した。

署名を始めた女性は、受験生や関係者ではないが、第三者委からの差別の指摘にも「開き直る聖マリアンナ医科大の姿勢」に怒りを感じ、署名活動ならできるかもしれないと思い、署名を立ち上げたという。

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最終更新:2/13(木) 17:26
BuzzFeed Japan

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