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厚労省がクルーズ船の80歳以上を下船へ…乗客2人が明かしてくれた現状と“乗客差別”への不安

2/13(木) 20:43配信

FNN.jpプライムオンライン

クルーズ船で新たな感染者...厚労省はある決断をする

2月13日、横浜湊に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新たに44人の感染者が確認された。これで船内の感染者は計218人にのぼった。

【画像】差別や厳しい視線が怖い...不安を吐露する乗客たち

こうした中、厚生労働省は、乗客の中の持病がある人や、80歳以上の高齢者を対象に優先して下船させる方針を決め、14日にも下船を開始する見通しだと発表した。

加藤勝信厚労相:
「男性が111名、女性が107名。日本の方が110名、日本以外が108名です。船内ではご高齢で、基礎疾患を抱えている方もいらっしゃいます。年齢・基礎疾患などを含め、リスクが高いと考えられる方にPCR検査を逐次実施し、陰性が確認された方が希望すれば、下船をして政府が用意する宿泊施設で生活をするということになりました」

乗客「戻ってくるなという声も聞いている」

「ダイヤモンド・プリンセス」では2月3日から検疫が行われており、乗客は2月5日から起算して14日間は船にとどまってもらう予定だった。感染が拡大する中、予定通り19日に下船することは可能なのだろうか?

「直撃LIVEグッディ!」は船内に残っている乗客の70代男性に話を聞くことができた。

乗客の70代男性:
今のところ19日の下船を確実に、陰性の者は降ろしてもらいたい。陰性か陽性かの判断をどういうふうにするのかなと思っているのが不安材料ですね。

Q.下船した場合はどのように過ごす?

乗客の70代男性」:
人さまに迷惑かけないように、許されて下船しているけれど、できるだけの最低の用事で、それ以外不要な外出は避けたいと思っています。「自宅から数日間、ある程度の期間は出ない方がいいよ」「買い物は全部、我々身内がやって届けるから」という電話は前から入っているので。やっぱり世の中はそれだけわれわれのことを警戒している。そういう風潮になっているのかなと、一週間くらい前から覚悟はしています

男性は、クルーズ船の乗客に対する偏見や差別を、肌で感じているという。

乗客の70代男性:
自分が悪いことをしたようなんですけど、外部から連絡が入るとそういう雰囲気なんですよね、どう見ても。例を挙げると、私もいくつか予定が入っていたんですけど、“向こうからもう少し延期しよう”という形と、私の方から2つ会議を断りました


陰性の判定をうけて下船した後も、周囲に不安を与えないように予定をキャンセルしていると語った男性。

さらに、息子の成人を祝うために親子で乗船したという、50代女性にも話を聞いた。

乗客の50代女性:
あやふやな“希望者は下船してもいいですよ”と言われたら…、降りないですよね。本当に国が“この人たちは大丈夫です”っていうのをいただいてからじゃないと、帰るのも心苦しいですよね。もちろん早く帰りたい、帰れればと思うんですけど、やはり(新型ウイルスを)持って帰っちゃうわけにはいかないので

この女性も船で隔離生活を送る現在、船外からの厳しい視線を感じているという。

乗客の50代女性:
船が、2日に1回出るじゃないですか、沖に。また横浜港に戻ってくるときに「戻ってくるな」という声も聞いているんですよ。要は怖いですよね。“病原菌の塊”のように思っている方もいらっしゃるので、それはそうだなと客観的に見れば思いますし

Q.はっきりと証明してから降りたい?

乗客の50代女性:
そうですね。ご近所には小さい子供もたくさんいらっしゃるので。ぜひ笑顔で戻りたいです

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最終更新:2/13(木) 22:03
FNN.jpプライムオンライン

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