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韓国政府、「COVID-19」ではなく、なぜ「コロナ19」と定めたか

2/13(木) 7:50配信

ハンギョレ新聞

韓国政府、12日から公式のハングル名称 前日WHOは「COVID-19」と決定 「新たな病気に見えること恐れ、コロナ19に」

 政府は12日から「新型コロナウイルス感染症」を「コロナ19」という新名称で呼ぶこととした。前日に世界保健機関(WHO)が同感染症の正式名称を「COVID-19」とすることを決定したが、すでに国民に「コロナ」という名前が浸透しているという判断からだ。

 中央事故収拾本部のキム・ガンニプ副本部長はこの日の定例ブリーフィングで「英語式の名前が長いため、政府レベルでハングル表現を別途定めることとした」とし、「疾病管理本部の提案を受け入れ、ハングルでは『コロナ19』と呼ぶこととした」と明らかにした。疾病管理本部関係者は「コビッド(COVID)と呼ぶと国民が今回の感染症をまるで新たな病気のように受け止める可能性があるということも考慮した」と説明した。英文表記は「COVID-19」をそのまま使う。

 WTOが発表したCOVID-19という名は「コロナ(corona)」、「ウイルス(virus)」、「疾患(disease)」の頭文字と新型コロナウイルスが初めて報告された2019年から取った。WTOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務総長は11日(現地時間)、スイス・ジュネーブの本部で「WTOのガイドラインに則り地理的位置、動物、個人や集団を指さない名称を探さなければならなかった」と説明した。続いて「不正確だったり烙印が押され得るような別称が使われるのを防ぐため、(公式)名称をつけることは重要だ」と強調した。

 コロナ19は、これまでメディアにおいて「武漢肺炎」や「武漢ウイルス」などの名称が使われ、政争の対象にもなっている。新名称は、国際ウイルス分類委員会(ICTV)が先週決定したものとされる。

 WTOは2015年5月、新たな感染症に特定の地域や集団などの名称をつけないことが望ましという内容を盛り込み、模範事例を発表している。MERS(中東呼吸器症候群)や「豚インフルエンザ」が避けるべき代表的な名称だ。このためWTOは、今回の感染症の正式名称が決まるまでは「2019-新型コロナウイルス(2019-nCoV)」という臨時の名称を使ってきた。順天郷大学のキム・テヒョン教授(感染内科)は「例えば、日本脳炎は日本ではあまり発生しないのに、日本でのみ主に観察されると誤解を招く可能性がある」とし「感染症の名称に特定地域などが入るのを避けるのは『政治的正しさ』だけの問題ではない」と説明した。
パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:2/13(木) 7:50
ハンギョレ新聞

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