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「急な割り込みヤメて!」トラックが車間空けるには意味が… トラック運転手の悲痛な叫びとは

2/13(木) 9:10配信

くるまのニュース

事故になったらどうなる?

 参考までに、運搬する荷物のなかでもっとも高価なのは競走馬。「馬匹車」(ボディにJRAとか書いてあります)と呼ばれる大型バスのような車両は、一頭10億円以上するような競走馬も運びます。

 競走馬は足の骨を折ると苦しんだ末、死に至ります。やむをえず安楽死させなければならず、急ブレーキだけで莫大な損害金額になることは容易に想像できます。

 では、「事故になったらどうなるか?」。ひと昔前までは、追突した側の責任が大きくなるため、むしろトラックからすれば急ブレーキを掛けず(もちろん急ブレーキにならない範囲で最大限のブレーキを掛けます)追突させることも少なからずあったようです。

 1億円を荷崩れさせたときの損害より、追突したクルマの修理代金の方が安かったためです。

 しかし、最近になってドライブレコーダーの普及率が高まりました。高価な荷物を運ぶトラックに限っていえば100%ドラレコ付きといっていいでしょう。

 動画という証拠で急な割り込みの状況が残っていたら、明らかに割り込んだ側の過失です。ということで、急ブレーキによる荷崩れの損害賠償を、割り込んだクルマに対しておこなうことが一般的になってきました。

 トラックの前に割り込んで急ブレーキとなり、1億円の損害が出たとすると、割り込んだ方がその賠償をしなければならないワケです。

 高価な競走馬を運ぶ馬匹車だと10億円になることだってあり得ます。ということで、トラックの前に割り込むのは、自分の財産を守る意味でもやめた方がいいです。トラックの前に入るときは十分な車間距離を。

国沢光宏

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最終更新:2/14(金) 14:02
くるまのニュース

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