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下船の通知にも不安おさまらず 船長の声にも疲れ 新型コロナウィルス感染拡大のクルーズ船、乗船者レポート

2/14(金) 18:02配信

47NEWS

 横浜港の大黒ふ頭に停泊を続けるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では14日、5日から始まった検疫期間が10日目を迎えた。新型コロナウィルスの感染者は200人を超え、増える一方だ。ようやく下船についての厚生労働省からの通知の文書が配布されたが不安が消えることはない。船内の様子を再び乗船客の男性(70)が報告してくれた。(47NEWS編集部)

 13日昼過ぎ、船長は船内アナウンスで「新たに44人の乗客が感染したことを確認した」と伝えた。船長の乗客へのアナウンスは、朝昼晩ほぼ定時に行われる。マイクを通して聞こえる船長の声は、心なしか疲れきった様子だ。

 12日の39人と合わせ乗客乗員の感染者数は218人に達した。8人は重症という。私も船内で偶然、感染したとみられる乗客が医療スタッフ3人ほどに付き添われ、下船するのを目撃した。

 日に日に強まる感染の恐怖感。さながら、映画ジョーズのように、新型ウィルスと言う巨大なサメが我が身を食い尽そうと迫ってくるような怖さだ。

 一度乗船し、客室で荷物を整理してしまえば、後は寄港地の観光や豪華な食事やエンターテインメントを思う存分楽しめる。これがクルーズの魅力だ。

 夕食で同席した乗客は、70~80代、中には90代半ばの人もいた。「クルーズ船はこれで12回乗っています」と話すクルーズファンもいた。少しばかりの持病があったりしても船内にさらに医者が常駐しているという安心感もある。

 船内では、香港で下船した男性の感染が確認された後も、イベントがいつも通り連日連夜繰り広げられていた。クルーズ船というのは閉ざされた空間だ。こうした特殊な環境がウィルスの培養器となり、今回の感染拡大を助長させたのかもしれない。

 新たに感染した乗客の搬送は、12日朝から13日深夜まで続いた。大黒ふ頭には集まった救急車が待機していた。車に書いてある表示から静岡や千葉など関東一円から来ているようだ。

 ツアー会社の添乗員から夫婦がともに感染したケースを聞くと、不安が募る。まるで拉致されたみたいにすぐに連れ出されて搬送。その先はそれぞれ別の病院で、荷物は残したまま。妻が感染し、夫だけが船に残されたりする人もいるという。

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最終更新:2/15(土) 15:34
47NEWS

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