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本当に大丈夫?「正しい手洗い」で新型コロナウイルス予防する。マスク、消毒液の対策も

2/14(金) 18:44配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

中国を発端に広がっている新型コロナウイルスにともなう感染症。2月14日段階で、中国全土での累積感染者数は6万人を超え、死者数も1300人を上回った。

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2月13日には、日本でも80代の女性が肺炎によって亡くなり,その後の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが確認された。日本で一連の感染症による死亡例が確認されたのは、これが初めてだ。

ウイルスの感染経路は主に2つある

現状では、すでに日本でも感染の広がりが起こっていると考えて、冷静に一人一人ができる対策を続けるほかない。

ウイルスの感染経路は主に2つ。

1つは、唾や咳などに含まれる細かい飛沫を吸い込むことで感染する「飛沫感染」。

もう1つは、飛沫が付着した手でドアノブやつり革、スイッチなどを触り、さらにそこに触った人の手を介して感染する「接触感染」。

こういった経路での感染を物理的に防ぐためにできる対策の基本は、手洗いだ。では、実際に手を洗う時には、どういったことに注意すべきなのだろうか?

石鹸と消毒液は「役割が違う」

手を洗う際には、石鹸やハンドソープ、消毒液などを使う場合が多い。感染症制御の専門家である東京保健福祉大学の菅原えりさ教授は「実は、石鹸と消毒液では役割がちがいます」と話す。

WHOや厚生労働省によると、コロナウイルスはアルコールに弱いウイルスだ。濃度の高いアルコールには、コロナウイルスの表面にあるタンパク質を破壊して、ウイルスを殺す効果があるとされている(ほかのウイルスでは、効果がない場合もある)。

一方、石鹸やハンドソープには有効成分としてアルコールが含まれていないものも多い。

菅原教授は、石鹸やハンドソープを使った手洗いでウイルスを死滅させることはできないとしながらも、「石鹸などによる手洗いには、手に付着したウイルスを物理的に洗い流す役割があります」と話す。

つまり、一見すると同じ作業をしているように見える石鹸やハンドソープを使った手洗いと、消毒液を使った手洗いでは、その意味は大きく異なっている。

消毒液やハンドソープなどを販売するサラヤの担当者は、Business Insider Japanの取材に対して次のように話した。

「エタノールが含まれていたとしてもハンドソープはあくまでも『洗い落とす』ということに主眼が置かれています。基本的にはハンドソープなどを使って手洗いをしてウイルスを洗い落とした上で、さらにアルコール消毒をするのが望ましい」

なお、ハンドソープや消毒液の品薄状態が続いている状況に対して、サラヤ担当者は、

「石鹸(ハンドソープ)の在庫はまだあるが、消毒液については厚生労働省から『アルコールが効く』という話が出て以降、数が少なくなっています。生産は続けていますが、お客様にいつお渡しできるかは分かりません」

と語っている。

また、ハンドソープの「キレイキレイ」を生産するLIONの広報担当者は「直近の店頭での販売数の推移は、対前年比で約1.8倍となっています」と、ハンドソープの需要が高まっている様子を明かした。

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最終更新:2/17(月) 16:51
BUSINESS INSIDER JAPAN

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