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正統派ローグライクダンジョンRPG『魔女の迷宮』―昔ながらの手に汗握る1ターンの攻防【爆速プレイレポ】

2/14(金) 19:00配信

Game Spark

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

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今回は2020年2月13日にオレンジキューブよりPC(Steam)向けにリリースされた『魔女の迷宮(Labyrinth of the Witch)』について生の内容をお届けしたいと思います。


『魔女の迷宮』とは
Steamストアページ掲載と同内容のニンテンドースイッチ版『魔女の迷宮』紹介映像
国内デベロッパーのオレンジキューブが手掛ける本作は、iOS/Android版が2018年4月に、ニンテンドースイッチ版が2019年11月に配信された、可愛らしいドット絵が特徴の正統派ローグライクダンジョンRPGです。プレイヤーは4人の冒険者の中から1人を操作し、入るたびに形状が変化する迷宮の攻略を目指します。

基本的なルールや登場するアイテムは元祖『ローグ』に忠実で、昔ながらの手に汗握る1ターンの攻防を楽しむことができます。本作では随所に親切なチュートリアルが挿入され、遊びながらゲームの基礎を学べるパズルダンジョンや、戦闘不能になってもダンジョンの途中から再挑戦できるチェックポイント機能が用意されているので、ローグライクの入門用としても最適です。

上級者向けのやりこみ要素としては、オンラインランキング形式でクリアタイムを競うタイムアタックダンジョンや、ボスとの連戦に挑む試練の間、図鑑やモンスター牧場などのコレクション要素を備えています。

『魔女の迷宮』の実内容に迫る!
本作のインターフェイスはキーボードとコントローラーの両方に対応しており、コントローラーは設定からAボタンとBボタン、XボタンとYボタンを入れ替えることができます。本プレイレポはコントローラーでプレイしています。

ゲームを開始すると全3フロアのチュートリアル用ダンジョンに放り込まれます。本作全体を通じて言えることですが、説明がわかりやすく丁寧で、初心者でも迷うことなく先に進めるでしょう。チュートリアルをクリアするとホーム画面が解放され、この画面からダンジョンに出発したり、冒険の準備を整えたりすることになります。

冒険の舞台となる秘境の地アストレイアドット絵のキャラクターが可愛らしく動き回る
冒険者は能力の異なる4人が用意されていますが、最初に選べるのは聖騎士団のクレアだけです。他の冒険者はダンジョンの攻略を進めることで順次解放されていきます。

ゲーム開始時から操作できる冒険者クレア
能力値が低く特性もないため要らない子になってしまうのが残念
基本に忠実な正統派のシステム
という訳で、さっそくダンジョンに挑戦してみましょう。本作には倉庫機能があり、ダンジョンから持ち帰ったアイテムを保管しておき、次の挑戦時に持ち込むことが可能です。道具屋でアイテムを売買することもできます。

あえてアイテムを持ち込まないことも可能で、その状態でダンジョンをクリアすると特別なクリア実績がもらえます。他にも「武器を装備しない」「巻物を使わない」などの縛り実績があります。

ダンジョンクリア時のリザルト画面画面左に達成した縛り実績が表示されている
ダンジョン内の基本的なルールは元祖『ローグ』と変わりません。ダンジョンは複数の部屋とそれをつなぐ通路で構成されており、1ターンごとに自分とモンスターが交互に動きます。ユーザーインターフェイスは使いやすく、ストレスはまったく感じませんでした。

画面構成は一般的なローグライク画面右下にボタンの機能が常に表示されているのが便利
登場するアイテムも『ローグ』に準じた効果を持つものが多く、モンスターサーチの巻物(モンスターの位置がわかる)、空間把握の巻物(フロアのマップがわかる)、混乱薬(一定ターン混乱状態になる)、倍速薬(一定ターン倍速で行動できる)などお馴染みの効果が揃っています。

場所替えの杖、変化の杖を見て即使い道がわかった方ぜひ上級ダンジョンの初見クリアに挑戦してみてください
本作固有のルールにモンスタークリスタルと呼ばれる特殊アイテムがあります。モンスターを倒すと時々ドロップするアイテムで、使用するとモンスターごとに異なる効果を発揮します。実のところ、固有のルールはこれくらいしかありません。本作のシステムはあくまで基本に忠実に作られているのです。

クリスタルは通常のアイテムとは別の所持数枠を持つフェアリーのクリスタルは序盤のダンジョンにおいて非常に強力
段階を追って難しくなるダンジョン
迷宮はいくつかの難易度にわかれており、ダンジョンをクリアするごとに次の難易度が解放されます。初級は全6フロア、中級は全10フロアで、中級は最後にボスが登場する以外はほぼ初級と同じです。

序盤のフロアで遭遇する強敵ナイト勝てないと思ったら迷わずアイテムを使おう
ローグライクのお約束として、入手した未知のアイテムは巻物で鑑定するか実際に使用するまで効果がわかりません。しかし、初級と中級では巻物と薬の効果は初めから判明しています。そのため、ローグライクの経験者ならばアイテムを持ち込まずに初見でクリアすることも可能でしょう。

本作が初めてのローグライクという初心者にとって、段階を追って難しくなるダンジョンは基礎を学ぶのに最適です。パズルダンジョンとあわせてプレイヤースキルを磨きましょう。ホーム画面で妖精のモモが教えてくれるヒントに耳を傾けることも大切です。

攻略のヒントを教えてくれる妖精モモローグライク攻略の基本はプレイヤー自身のレベルアップ
上級になるとダンジョンは全20フロアに拡大し、難易度はさらに上がります。巻物以外の効果がわからなくなり、罠の出現頻度が上昇。呪いのアイテムも登場し、時にはモンスターだらけの部屋に飛び込んでしまうこともあります。

それでも運と実力を兼ね備えた熟練プレイヤーなら、アイテムを持ち込まずに初見でクリアできるでしょう。序盤のフロアでアイテムを収集し、効果を見極め、レベルを上げ、後半のフロアでは素早く先に進むといったローグライクの基本戦略は本作でも有効です。迷宮は上級のさらに上も用意されています。

階段を降りたらそこはモンスターハウスだったワープ薬を温存していたおかげで事なきを得ました
上級者も納得の豊富なやりこみ要素
本作にはチュートリアルを兼ねたパズルダンジョンが用意されています。全30フロアがそれぞれ独立したパズルになっており、パズルを解きながら基本操作やアイテムの使い方を覚えることができます。

序盤のフロアこそ簡単ですが、後半には頭をひねらないと解けないパズルが登場します。パズルダンジョンにはクリア報酬のアイテムも用意されているので、上級者も一度はプレイしてみてください。

チュートリアルとしても秀逸なパズルダンジョンこのフロアは斜めに移動すればクリアできそうだが……
おそらく上級者にとって一番攻略しがいがあるのはタイムアタックダンジョンでしょう。全30フロアでアイテムは持ち込み禁止。あらゆるアイテムの効果がわからなくなり、序盤のフロアでも強敵が出現するなど全体的に難易度は高めです。

しかも、タイムアタックなので素早い判断が要求されます。普段なら注意深く行動するところですが、先を急ぐばかりに思わぬ失敗をしてしまうこともあるのではないでしょうか。

前の戦いの傷が癒えないうちに左右の通路から敵が出現もっと慎重に行動していればと後悔しても時すでに遅し
コレクション要素としては、各種データを閲覧できる冒険の記録、モンスターを眺めて楽しむ牧場、冒険者につけるアクセサリーなどがあります。

冒険の記録では、データだけでなくクリアあるいは戦闘不能になる直前のリプレイを見ることもできます。牧場にはダンジョンで捕獲したモンスターが自動的に送られますが、育成したり仲間として連れて行くといった要素はないようです。

冒険者の頭にはアクセサリーがつけられるアイテム持ち込みの対象外なので好みで選ぼう
ローグライク本来の面白さを再確認させてくれる作品
本作は基本に忠実な正統派ローグライクダンジョンRPGとしてデザインされています。目新しいシステムこそありませんが、元祖『ローグ』とそこから発展してきたローグライク本来の面白さが、初心者にも親しみやすい形で凝縮されています。

冒険者には背景設定がありますが、時々セリフが入る程度でストーリーらしきものはほとんどありません。その代わりに、プレイヤーはダンジョンの攻略に集中することができます。グラフィックは綺麗で、特にオープニングを含むドット絵のアニメーションはよく作り込まれています。

ローグライクに興味のある初心者の方はもちろん、複雑なローグライクに食傷気味の上級者の方にも気軽に触れてみて欲しい作品です。

タイトル:魔女の迷宮(Labyrinth of the Witch)
対応機種:PC(Steam)/ニンテンドースイッチ/iOS/Android
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年2月13日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:1,480円


「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。

Game*Spark FUN

最終更新:2/14(金) 19:00
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