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ようやく下船、見守る乗客 クルーズ船、「残る」決断の人も 新型肺炎

2/14(金) 20:33配信

時事通信

 新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では14日、長期間、船内待機を強いられた80歳以上の一部乗客が次々と下船した。

 久しぶりに陸地を踏んだ人々を、船内に残る乗客らがデッキから見守った。

 クルーズ船には同日午後、防護服を着た運転手が乗る大型バスが次々と横付けされた。乗客が乗り込んだとみられるが、周囲はブルーシートで覆われ、車内の様子はうかがえなかった。

 厚生労働省は80歳以上で持病のある人らの下船を認めたが、船内にとどまることを選んだ人もいる。

 「どこに連れて行かれるか分からない。私は船に残る」。知人数人と乗船中の女性(85)は持病を抱えているが、悩んだ末、下船を見送った。知人男性(71)に対し、「船内にとどまる仲間が多く、何かあったときに面倒を見てもらえる」と決断の理由を伝えたという。男性は「検疫のための船内待機もあと数日。ゴールが見えてきた」と話した。

 同船が停泊するふ頭には救急車や介護タクシー、消防車などが慌ただしく出入りし、救急隊員十数人が物々しい雰囲気で船内に入る場面もあった。 

最終更新:2/15(土) 10:18
時事通信

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