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「全体主義的な危うさ」Twitterと青年会議所に批判殺到、専門家は「メディアリテラシー」をどう見る?

2/14(金) 13:04配信

BuzzFeed Japan

Twitter Japanが2月10日、情報・メディアリテラシーについて、若手経営者らでつくる組織「日本青年会議所(JC)」とパートナーシップ協定を結んだと発表したことが、波紋を呼んでいる。JCが開設し、Twitter Japanがフォローを呼びかけたアカウント「情報を見極めよう!」は中立性に疑いのある投稿のリツイートなどが相次いでいたため、批判が殺到したのだ。【BuzzFeed Japan / 籏智 広太】

同社は、JCについて「政治団体ではない」としているが、出身政治家も多く、保守色のある運動も実施している。そうした団体が「メディアリテラシー」を説くことの危うさはどこにあるのか。専門家に取材した。

まず、経緯を振り返る

パートナーシップ協定は2月10日、Twitter Japanの公式アカウント「Twitter 政治」で発表された。

「多量の情報群を正確に読み解く力」「情報の真偽を見抜く力」「情報をスムーズに検索し、正しく活用する力」「適切な情報の発信を行う力」の向上を狙いとしているという。

そうして紹介されのが、JCによるメディアリテラシー確立委員会の公式アカウント「情報を見極めよう!」だった。アカウント運用の趣旨は「メディアリテラシーの理解や発信者側のモラル向上を目的につぶやき啓蒙活動」にあるとされている。

しかし、このアカウントは、協定が発表された時点で、中立性に疑いのあるツイートやリツイートを重ねていた。

例えば、ジャーナリストの津田大介さんを名指しして、「発狂」とツイートして批判。新型コロナウイルスをめぐって、一部のツイートが、情報に誤りがあったり、過度に不安を煽ったりしたことで問題視された高須克弥医師(JC出身)の投稿を連続でRTや「いいね」していた(RTはその後、削除された)。

JCは2018年、「憲法改正議論を起こす」目的で企画したアカウント「宇予くん」が中国、韓国や報道機関への誹謗中傷などを繰り返し、さらに内部資料で「対左翼を意識し、炎上による拡散も狙う」などと記していたため、謝罪に追い込まれたことがある。

こうした経緯から、Twitter上では、アカウントの運用やパートナーシップ協定そのものを批判、疑問視する声が一気に噴出した。

BuzzFeed Newsの取材に応じたTwitter Japanによると、連携はJCから持ちかけられた。「現行の執行部体制が『宇予くん』については過ちであったと認識しており、だからこそ真摯に向き合い信頼回復に努めたいと考えている」との説明を受けたという。

「過去を反省し前向きに努力していこうとする日本青年会議所の姿勢を支援したいと考えました」として、連携を決めたが、今回のリツイートのようなアカウントの運用は想定していなかった、ともしている。

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最終更新:2/14(金) 13:04
BuzzFeed Japan

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