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eスポーツ市場、健康食品メーカーも熱視線

2/14(金) 13:58配信

健康産業新聞

 eスポーツ市場が盛り上がりをみせている。異業種企業の市場参入やeスポーツイベントへの協賛が増加。食品や飲料メーカーの参入もあり、健康食品業界では、eスポーツ選手の健康やパフォーマンス向上を訴求した商品開発が話題となっている。

 ゲーム調査会社のKADOKAWA Game Linkageによると、昨年の日本のeスポーツ市場規模は約60億円。世界全体のeスポーツの市場規模は約1,000億円とされ、eスポーツ人気は国際的なムーブメントになっている。

 このようなeスポーツ市場の成長を受け、日本では、ゲーム業界以外からの市場参入や協賛が注目を集めている。健康食品業界では、eスポーツ選手の健康やパフォーマンス向上を訴求した新商品が流通し始め、昨年話題となった。

 森永製菓は昨年12月、GABAを配合した、eスポーツ向けの新商品『inゼリー〈GAME BOOSTER〉』を上市。新商品の発表に加え、eスポーツ選手向けに「トレーニングラボ」のサポートも開始した。

 また、日本コカ・コーラは昨年7月、自社ブランドでは初となるエナジードリンク『コカ・コーラ エナジー』を発表。eスポーツイベントの開催や協賛を行い、eスポーツ市場におけるエナジードリンクの展開を広げた。

 大塚食品は昨年9月より「頭のスポーツドリンク」をコンセプトに、パラチノース配合エナジードリンク『e3(イースリー)』を販売。即効性と持続性を訴求した製品設計により、eスポーツ選手のパフォーマンス向上が期待できるという。同社は、eスポーツ選手とのスポンサー契約も同時に締結するなど、eスポーツをターゲットに含めた商品展開を進めている。

 最近では、eスポーツ競技に着目した企業の研究も活発化しており、昨年、わかさ生活は慶應義義塾大学との共同研究を発表。同社担当者は、「eスポーツでは、0.1秒でも結果が左右されるため、eスポーツ競技に適した視機能を調査し、目の保護・強化に着目していきたい」という。

 本紙の取材にて、日本スポーツ栄養協会は、「eスポーツ選手の心拍数はマラソン選手並みに高まると報告されており、心血管系への一時的な負荷という点においては、スポーツと呼ぶにふさわしい」と語る。「スポーツ栄養という観点から、eスポーツ選手の、水分補強や集中力維持・回復を訴求した製品は、今後ニーズが高まるかもしれない」と述べた。

 一方、「eスポーツは一般的なスポーツに比べ、年齢や身体機能に左右されない特徴を持っている。年齢層やターゲット層などを想定した上で、商品開発をしていくことが、今後の課題となる」としている。

最終更新:2/14(金) 13:58
健康産業新聞

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